「第42回 東京・戸田代表を囲む会」
 12月21日、第42回 東京・戸田代表を囲む会は齋藤健・埼玉県副知事をゲストスピー カーにお招き。
 齋藤副知事は経済産業省の官僚から、上田知事の政治任用で出向。囲む会でお話しいただくのは、これで三回目となる。
改革派知事の県政改革についてのお話ということで、自治体議員や首長選挙の逆マニフェストに取り組む主権者なども多数参加した。

 上田知事のマニフェストには「すぐやります」「一年以内にやります」「四年間でやります」など、期限も明記されているため、知事自身も「逃げ場がない」と述べておられるが(「日本再生」296号インタビュー)、「すぐやります」「一年以内になります」は、ほぼ実行されているように、改革が極めて分かりやすくなっている。そのこともあって、県庁職員の意識もかなり変わってきている。また最高のサービス産業としての経営感覚も、さまざまな面で浸透しつつあることが具体的に述べられた。

 齋藤副知事の直接の担当分野である産業振興についても、「女神の前髪作戦」と銘打って(幸運の女神に後ろ髪はない!)チャンスを確実に活かす意欲的な取り組みが、紹介された。

 さらに「高齢社会」「中国の台頭」「財政赤字むという三つのトレンドは、否応なく地方を直撃する話であること。このなかで「国土の均衡ある発展」という旧来の基本施策は、「選択と集中による地方の再編」へ転換せざるをえないこと。社会的なサービスの担い手を行政だけではなく、NPO、行政、企業などの重層構造で支えていかなければならないことなどが、タイムスケジュールの具体的なイメージとともに、帰納法的に分かりやすく提起された。

 最後に、これからの人材配置として、優秀な人材は民主党から国政に転出するだけではなく、ぜひ自治体それも基礎自治体の首長になって、個性ある改革を展開すべし、それが大いにできる時代だ、とのお話があった。


「第6回 埼玉・戸田代表を囲む会」
 本年1月から2ヶ月に一度のペースで開催してきた埼玉・戸田代表を囲む会は、12月9日、越谷市中央市民会館で第6回目を開催し20数名が参加した。
 今回のテーマは「臨時国会の攻防戦と政権交代へのロードマップ」で、ゲストスピーカーに本多平直衆議員と小宮山泰子衆議員。
本多議員は、8年間にわたり、枝野幸男衆議員の政策秘書として民主党のマニフェスト作りにも参加、昨年の衆議院選挙では、熊谷市など埼玉12区に立候補、惜敗したが、その後比例で繰り上げ当選となった。小宮山議員は前回、前々回に次いで連続3回目の参加であり、次第に提起や参加者との受け答えがシャープになってきている。

 本多議員からは、「長年枝野氏の選挙区の大宮で活動してきたが、熊谷はいわゆる田舎であり、同じようにはいかないため、有権者とのコミュニケーションに工夫がいる。しかしこのような選挙区で民主党が勝てないと政権交代は実現しない」と話した。
 また、小宮山議員は臨時国会での論議に触れ「小泉政権は正面から議論をすることを避け続けている。また官僚が作成している法案に法文ミスが目立っている。政権交代で抜本的に変えないと官僚も使いこなせない」と話した。

 代表は「民主党の政策の軸は想像以上に固まっている。三位一体の現実の進行は財源の獲得闘争(赤字の押し付け合い)であるが、地方分権は権力闘争である。憲法には地方分権の規定がなく、地方6団体と民主党が政権交代のため同盟を結ぶことで実現する。まさに現代の薩長同盟である」と提起した。

続いて、白土春日部市議、中野蓮田市議、中村越谷市議らが三位一体改革の各自治体への影響が深刻となっており、財政規律を含め、今後の首長選挙もマニフェスト選挙となっていくだろうと話した。

 参加者からは、民主党の国会論戦に触れ「もっと自民党との違いをアピールすべきではないのか」「イラク特措法に対してどうしたいのか見えてこない」など質問がだされた。本多、小宮山両議員から民主党は野党であり、国会は運営さえも自公の数で結局決められていく。イラク特措法延長には反対だが、わが国の国際社会での新たな役割も議論すべきである」と応えた。
 代表から本当に政権交代が必要と思うなら、公明党や共産党の活動家を超えるような日常活動に主権者として取り組むことを抜きに、民主党へのあれこれの批判は意味がない。バッチをつけない主権者運動を実践的に受け止めるべき」と厳しく集約された。

 来年にむけ、小泉政権を支え続けている都市無党派層の基盤を打ち砕き、政権交代への基盤をつくるとはバッチをつけない主権者をどのように作り出すのか、参加議員にも有権者にも重要な目的であることを全員で確認した。


「第4回 関西・戸田代表を囲む会」
 12月15日、大阪にて第4回関西・戸田代表を囲む会を開催。同人を中心に、「政治の不作為・行政の先送り・国民の白紙委任」という「依存と分配の三位一体構造」を、それぞれの職責に応じてどこまで掘り崩してきたか(現状と課題)、来年に向けてどう戦うか(方向)を協議した。
 はじめに、森山浩行・大阪府議より「地域主権の確立のためには、有権者との関係を変えることのできる議員活動が不可欠。いくつかの県議会では本来の責務である政策提言が原状回復されつつある」と「全国青年都道府県議会議員の会」や「主権大阪」の活動を通じた教訓と現状が報告された。
 つづいて木村正治・東大阪市議より「地方議員は有権者の最も身近にいる政治家。民意を反映する文化として政党の役割がある。制度が行き詰っているにもかかわらず、変化する世の中に対応してこなかったのが最大の政治不作為。有権者の政治意識醸成が決定的課題」とマニフェストと政党政治の文化を基礎まで貫く役割が強調された。
 さらに、田仲基一氏(羽曳野)、岩口寛治氏(藤井寺)はじめ市議会議員挑戦者、バッチをつけない主権者の側からの発言に続き、次期総選挙に捲土重来を期す畠中光成氏(兵庫9区)長尾敬氏(大阪14区)より、政権交代へ向けた各地での組織戦の現状と課題が述べられた。

 最後に、戸田代表から「政党から政権公約をつくる能力が消えてなくなったのは田中政治から。これを境に、官僚の政治化とまちがったエリート主義が蔓延り、不条理に対する怒りも消えて完全に白紙委任の国民になった。戦略的な政党活動は政党政治の啓蒙から土台づくりをはじめ、次の世代からリーダーを生み出す『戦略的つなぎ』を自認し、バッチをつけない主権者をつくる政党政治のインフラ整備が軸になってきた」と日本におけるマニフェスト政党創成に至る党建設の特異性が明らかにされたあと、現下の政権交代へ向けた政治権力闘争の性格(「政権奪取にむけたマネジメントか、政権維持・延命のためのマネジメントか」)と各同人の報告に対する戦術レベルまでの指導がなされた。

 囲む会終了後、場所を移して「望年会」を開催。佐野英史・三郷町議の「来年からの2年間を、マニフェストの深化と地域への定着の時空間として共有しよう」という乾杯の発声のあと、交々今年の総括と来年への抱負を語り合った。

 三回大会決議「囲む会を全国政令都市に」を自らの使命と心得た組織陣形が生まれつつあるからこそ、来年は政権戦略をめぐる本格的な攻防の正念場になる。都議選を政治決戦として構え、各地の合併後の自治体選挙や中間選挙の組織戦を主導的に戦うためにも、「囲む会」の質的深化が決定的に重要である。なお、「第5回関西『戸田代表を囲む会』」は、1月30日(日)午後1時より「キャンパスプラザ京都」で開催。

「政権交代への“天王山”、都議選に全力を」
 毎年恒例の望年会、今年は12月14日、私学会館にて開催。
来年は政権交代への“天王山”ともいうべき都議選が控えているため、会員・同人の都議・同候補、都下の区議・市議も多数参加した。
はじめに戸田代表より、開会のあいさつ。03年総選挙、04年参院選で定着しつつあるマニフェストと二大政党を、さらに一歩前進させ、政権交代にむけた地歩を確実に築くため、来年の都議選は重要であること、また本日参加の都議、市・区議、候補を見ても、次の時代を担う30代、20代のしっかりした部分が確実に成長しており、数の多い戦後世代は、イナゴ世代になることのないよう、「つなぎ」としてしっかり役割を果たしていかなければならない、と述べた。
 都議・同候補、長島昭久衆院議員(東京21区)が揃っての乾杯は、中山義活衆院議員(東京2区)にごあいさつをいただく。地元台東区のアニマル浜口さんの「気合だ〜ッ」という威勢のよい掛け声で、都議選と政権交代への力強い決意を披露していただいた。
 都議、同候補、都下の市議・区議、埼玉・囲む会、千葉・囲む会、関西・囲む会、中国・青年報、参院選で惜敗した古賀たかあきさんなどのあいさつの後、満を持して(?)手塚仁雄衆院議員(東京都連幹事長)が、あいさつ。政権交代をめざす以上、現職のいないところはもとより、現職のいるところにも二人目、三人目の候補者を立てて戦う。現状維持ならラクな戦いだが、そうはいかない。現職にうらまれ、サンドバックになりながらも、50人擁立を目指す。清新でエネルギーあふれる、意識ある有権者が投票したいと思うような候補者を何人立てられるかが勝負、など。
 力強いあいさつに、会場も大いに盛り上がり、代表の締めくくりのあいさつも今回は不要に。
 最後に、青柳雅之・台東区議の音頭で三本締めを行った。

「新しい時代に応える憲法を国民主権で論じるために」
 11月27日開催の第62回定例講演会は、「憲法」護憲・改憲という議論の枠は脱しつつあるが、それに替わるべき論議の枠組み、視点の整理はこれからである。
国民主権で憲法を論じるとはどういうことか。国会の憲法調査会の議論も、来年は集約に入り、五月に最終報告が出される予定である。そこから先は、国民的な議論が必要であり、ボールは有権者に返される。

新しい時代に応える憲法を国民主権で論じるとはどういうことか。今回は、中西寛・京都大学教授、飯尾潤・政策研究大学院大学教授、枝野幸男・衆議院議員、前原誠司・衆議院議員と、この問題設定に対するベストメンバーともいうべきみなさんによるパネルディスカッションである。

論点は大きく四つ。第一は、憲法調査会の議論を媒介にして、憲法論議はどこまできたか、という点。護憲・改憲というガチガチの枠組みを超えて、ようやく「普通に憲法を議論できる」環境になったということ。同時にここでの論点整理はこれからであり、憲法調査会が一定の論点を絞り込んだ後は、国民的な議論こそが求められること。そこで必要なのは「青少年の非行も憲法が悪い(権利ばかりで義務がないetc)」という類の、情緒的な「議論」を国民自身も卒業して、統治の道具として使いこなすだけの主権者になること。

第二は九条。集団的自衛権については、解釈の変更で行使は可能である、という点ではほぼ一致。歴代自民党政権が「堅持」してきた解釈だから、政権交代によってそれを変える、というのが一番すっきりするし、正統性もあるだろう。ただ現状でもっと問題なのは、自衛隊のイラク多国籍軍派遣のように、これまでの解釈すらなんの説明もなしに変更されて、「何でもアリ」状態になっていること。九条がそのままのほうがフリーハンドなので、むしろ軍備増強論者・タカ派のほうはそのほうが都合がよい、という状態。何はできて、何はできないのかを明確にする意味でもむしろ、九条は改めたほうがよい。そのうえで、安全保障基本法のような形で、専守防衛や非核三原則のような基本方針を明確にすべき、という方向の議論となった。

第三は、自民党の改憲案と民主党の創憲案の比較。いずれもこれからの議論のたたき台、という意味合いのものであるが、姿勢の違いはかなり出ている。自民党のほうは全文書き換えで、飯尾先生に言わせれば「全文書き換えというのはいわば、革命かクーデターのようなもの」ということになる。
全文書き換えしたものを、トータルパッケージでどうやって院内の三分の二、国民投票の過半数の賛成を取るのか。現実的に考えれば、本気で改憲をやる気があるとは思えない書き方、ということになる。
民主党のほうは、時代の変化、そこからの必要ということで、問題の性格と変えるべき方向を整理している。九条を除けば大きく二点。地方分権(国と地方の権力配分)と、議院内閣制の強化、ということにしぼって、統治のあり方の方向を整理している。

第四は、総選挙との関係。改憲の是非は、総選挙のテーマにすべきではない。改憲の発議には国会議員の三分の二の賛成が必要であるから、これは必然的に与野党が協力すべき「超党派的課題」である。逆に選挙で改憲を争点にすれば、政権交代が焦点ボケする。自民党が政権延命のために、こういう手を使う可能性はあるが、それを封じる意味でも、有権者のほうも、政権を争うべきテーマとそうでないテーマの仕分けに、習熟すべきである。 同時に「改憲を争点にしたら不利になる」と自民党に思わせるまで、民主党のほうが論戦の主導権をとるべきで、それは党内のオープンな議論と集約とともに、国民運動的な取り組みにおいても発揮されるべきである。

旧い憲法論争の余地をいっさい入れない議論は、相当なハイペースで展開された。
フロアからの発言の機会はなかったが(今回は「議論のしかたを学んでもらう」という趣旨から)、フォロワー・受け手としての緊張も、最後まで緩むことはなかった。

「政権交代にむけた天王山、都議選をかく戦う/都議選座談会」
 来年夏に予定されている都議選は、民主党にとっては政権交代にむけた天王山と位置付けられる。自民党にとってはここで大敗すれば、小泉政権の行方に黄信号が点ることなる。政権交代への鍵を握る都議選をいかに戦うか。民主党東京都連幹事長、手塚仁雄・衆院議員を軸に、11月29日、「がんばろう、日本!」国民協議会事務所にて座談会を行った。
座談会参加者は、花輪智史・都議、酒井大史・都議、柿沢未途・都議、吉田康一郎・都議選予定候補(民主党公認)。
 座談会の内容は、新年号に掲載。
 写真は左から、酒井都議、花輪都議、手塚衆院議員、戸田代表、柿沢都議、吉田予定候補

「許世楷 台北駐日代表にインタビュー」
 11月10日、羅福全氏に代わって7月から駐日代表に就任された許世楷氏にインタビュー。
長年、台湾独立運動にかかわり、国民党独裁時代にはブラックリストに登録されていたため帰国できなかったこともあり、日本の大学で教鞭をとってこられた(津田塾大学・国際関係)。民主化の後、台湾で台湾文化学院院長や台湾憲政研究センター委員長を務められた。
憲法の専門家にふさわしく、憲法制定を軸に陳政権の方向性や日本との関係などについて語っていただいた。

台湾の独自の位置の重要性は、東アジアの統合という新しいステージにたってこそ見えてくる。ここでの新たな日台関係へのアプローチがますます必要である。
インタビューは「日本再生」12月号に掲載。

(このたびの新潟中越大地震に対しては、台湾からも暖かい励ましが多数寄せられている)

「11月3日第9回関西政経セミナー」
 11月3日大阪において第9回関西政経セミナーを開催。110名が参加し、政権交代に向けたロードマップについて熱い議論が展開された。セミナー後の『原口一博君を励ます会in大阪』にも150名を超える参加者があり、「困難に立ち向かう勇気を与えられた」(原口一博議員)一日であった。

 関西政経セミナーは、前半で原口一博衆議院議員(民主党規制改革PT座長)が講演。
「政権交代の目的は旧い政権のウミを出し、人間の尊厳を蝕んできた依存と分配の政治を自立と創造の政治に変えること」であり、「われわれが目指す社会像は、人が人であるために国民一人ひとりが寄り添える社会であり、公正なルールに基づいた社会のためには社会的規制は強化すべき」、またロードマップの三つの基準を「市民公益とは、私物化された『公益』を本来の公益に戻すこと」「情報公開と説明責任(マニフェスト政治文化)で主権者が政治のダイナミズムを作る。そもそも政党は権力構造のチェックから生まれた。政党の蔑視と忌避は一人ひとりの人間の原子化、ファッショ親和性をもたらす」「官僚が結論をもってくる『政治』を変える」と明確に示された。

後半のパネルディスカッションでは、コーディネーターの戸田政康「がんばろう、日本!」国民協議会代表より「二大政党制とマニフェストの定着をどのように語るか」「次の通常国会に向けマニフェスト論戦をいかに深めるか」と問題設定がなされた。パネラーは原口一博衆議院議員、中村哲治衆議院議員、吉本誠兵庫県議会議員、山下大輔和歌山県議会議員、長尾敬民主党大阪14区総支部長。
「政策と主義主張を掲げることで味方もできた。バッチのつけ方にとことんこだわりたい」(長尾)
「冷戦の終結と工業化モデルから経済の情報化への転換が、二大政党制とマニフェスト定着の土台にある」(中村)
「有権者の国づくり、地域づくりへの思いが国を変える。誠実に訴えていけば受け入れられる」(山下)
「官僚が結論を決める『政治』を変えるには政権交代以外ない」(吉本)
「マニフェストは未来への約束だけでは不完全。最も主権者に近い首長を変えることで民主政治を示すことが重要」(原口)
と政治の原点である「一人ひとりの人間の尊厳を守る」使命感にあふれた議論が展開された。
戸田代表のコメントでは「理念や価値観を持っても人間関係は作れないとして、依存と分配に収斂する。世のため人のためという生き様を持てば、それぞれのレベルで共感は生まれる」とマニフェストの基準から現状をマネジメントする力の源泉が示された。また、次期通常国会へ向けた「争点化」の重要性が原口議員から述べられ「困難に立ち向かう勇気を孤立を恐れず持っていこう」と締めくくられた。

 『原口一博君を励ます会in大阪』にもセミナーの雰囲気が継承され、満員の会場に関西再生の主権者パワーが感じられた。
冒頭、大阪選出の樽床伸二衆議院議員より政権交代へ向けた決意が、また関西佐賀県人会大阪代表の岡豪敏弁護士からは原口議員への共感と励ましの言葉が述べられた。
「あたたかい集いに感謝します」と原口議員から謝辞がのべられ、セミナーにひきつづき政権交代へのロードマップが熱く語られた。壇上に、参加の国会議員、地方議員、衆議院予定候補が並ぶなか、中村哲治衆議院議員の発声で乾杯。懇親の輪が広がる中で松下政経塾の関塾長、東大時代の学友、議員、予定候補などが次々と登壇。最後に、会の発起人でもある戸田代表より「人には七つの縁がある。この縁を政治縁からマネジメントするのが国民主権」と挨拶があった。

「大阪には資源も可能性もある。それを生かせる政治が求められている」ということを参加者が共有した一日であった。
 (同人・杉原卓治)

「第21回 千葉・戸田代表を囲む会」
10月29日開催の第21回 千葉・戸田代表を囲む会。
ゲストスピーカーは、8月の自治体議員交流会でもお話しいただいた「構想日本」の冨永朋義氏。
「日本再生は自治体の現場から〜「三位一体改革」のカギを握る、自治体の「事業仕分け」〜と題してお話しいただき、その後質疑応答を行った。

質疑では自治体議員を中心に、実際に事業仕分けをしてみたうえでの疑問や問題点、解決の方向などが、実践的にやりとりされた。議員のなかでは、「事業仕分け」が自治体改革の武器として実践的に使いこなされ始めているのに比して、バッジをつけない主権者、一般有権者の主体的な参加が問われた。

マニフェストの定着とは、「事業仕分け」のような、事実を事実としてとらえ、そこから改革の問題設定、解決方法を導き出していくという作業を、有権者自身が共有していくことである。橋をつくってくれ」「道路をつくってくれ」という“おねだり”の変形で、「ああいう制度があればいい」「こういう仕組みがあればいい」ということが「政策立案への参加」だと思っていては、マニフェストの検証すらできないことになる。

「政権交代への鍵を握る都議選を、かく戦う」
10月13日、第40回東京・戸田代表を囲む会は、来年七月の都議選をテーマに開催。
都議選はつねに、時の政権との関係で戦われる「準・国政選挙」の意味合いを持つ。とくに来年の都議選の結果は、翌年(06年)に総裁任期を迎える小泉政権の行方に大きく関連する。民主党にとっては、総選挙にむけた政治日程の主導権を握れるかがかかっており、そのためにも多数の候補者を立てて戦う体制づくりが急務である。

今回は、その都議選を民主党東京都連幹事長として指揮する手塚仁雄・衆院議員をメインスピーカーに、再選をめざす初鹿あきひろ・都議(江戸川区選出)、花輪ともふみ・都議(世田谷区選出)と、第一次公認を得た伊藤まさき・葛飾区議をサブスピーカーにお招きした。

都議会は定数が127。現在の議席は自民52、民主21、公明21、共産15など。選挙区は一人区から八人区まである。例えば五人区で民主党公認候補が一人なら、「何もしなくても当選できる」という状況であり、逆に言えば、この選挙で定数の半分は候補者を立てるという姿勢がなければ、本気で政権交代を目指しているとは見なされないということになる。

政権交代のリアリティーが見えてくるにつれて、民主党の候補者公募に手を挙げる人も増えてくる。ここは「買い手市場」となった。一方で第二、第三の候補を立てることについて、現職からは「自分一人でも大変なのに」という抵抗が、当然ある。ここをどう調整し、「この人を送り込めばきっと変わる」と有権者が思うような候補者のラインナップを揃えるか。

陣頭指揮をとる手塚議員は、参院選ではれんほう氏を立てて、東京での二議席獲得を果たした。続く都議選でも、政権交代へのモメンタムをさらに高める結果を出せれば、候補者の選抜や育成(有権者が「投票したい」と思える候補者をそろえる)などにかかわる地方党組織運営にも、次の新たな展開が見えてくるはずである。

同時に都議選・都知事選は、美濃部都政(革新自治体)、中曽根臨調(民間活力)、日本新党ブームなど、つねに国政における変化と連動し、それを「先取り」する形で行われてきた。したがって07年の都知事選とセットで、「次の時代・社会」を見据えた都政のビジョンを準備する必要がある。右肩上がり・高度成長の延長にはない、新しい時代の都市政策、少子高齢時代の都市政策への転換を「東京マニフェスト」として示すことで、政権交代と連動した選択肢を、都政においても示すことができる。もちろん、それにふさわしい候補者をそろえることは言うまでもない。

「政権交代にむけた課題とロードマップを実践的に深める 一回生議員、政権戦略を大いに語る
戸田代表を囲む会in埼玉&関西&東京」
 岡田新体制がスタートし、政権交代にむけた課題も概ね整理されてきた。この秋の課題はそのロードマップを実践的に深め、そこから合意形成を図っていくことであり、そこでバッジをつけた主権者とバッジをつけない主権者との協働を深化していくことである。
九月末、各地で開催された戸田代表を囲む会は、このような観点から設定されたものである。

九月二十七日は埼玉・越谷市にて、小宮山泰子衆院議員(埼玉7区)、高山智司衆院議員(埼玉15区)をゲストスピーカーに、周辺自治体議員とバッジをつけない主権者が参加。二人の一回生議員からは、総選挙、参院選の経験を踏まえて、政権交代への課題をどう設定し、それに取り組んでいくか、そのための組織づくりや組織改革などについて率直に語られた。

九月二十八日は大阪にて、北神けいろう(京都4区)、長尾敬(大阪14区)両同人を軸に、マニフェストと二大政党を定着させていくなかで、次期総選挙までの政治日程をバッジをつけた主権者とバッジをつけない主権者との協働でいかに練り上げていくかを、「役割図」(2面に掲載)を元に討議した。

九月二十九日は東京で、長島昭久衆院議員(東京21区)と馬淵澄夫衆院議員(奈良1区)をゲストスピーカーに開催。長島、馬淵両議員は一回生のなかでも「創憲の会」をつくるなどキーパーソン的役割を果たしており、岡田体制の下でも政調副会長(長島議員)、代表室次長(馬淵議員)など、第一線でのマネジメントの任にあたっている。
 政策立案過程(マニフェストの深化)、国会運営、候補者育成など、政権交代にむけた課題は多岐にわたる。しかもマニフェストと二大政党の定着期には、マネジメントもそれまでの延長では通用せず、飛躍が求められる。現場の最前線で日々、この具体的課題に取り組んでいるお二人のお話は、きわめて具体的に本質的な課題をストレートに提起する内容であった。

 これは埼玉、大阪の囲む会も同様であり、マニフェストと二大政党の流れを主導してきたリーダー層(四期生を軸にした)の陣形のみならず、一回生や予定候補のなかにも、ここまでの蓄積をマネジメントの多様性として定着させていく人材と陣形が生まれつつあることを示している。ここでの政権交代にむけたロードマップの実践的な切り込みとそこからの問題提起は、バッジをつけた主権者とバッジをつけない主権者との協働を深めるうえでもキーであることが、参加者にも改めて共有された。

 政権交代が射程に入ってくればくるほど、課題はリアルになり、問題設定はシビアになる。当然、ロードマップも鮮明になってくるにしたがって、フォロワーに問われる課題も明確になる。「政策は支持するが、政党としての支持は留保する」という構造を突破する糸口は、フォロワーの側からも組織問題に関するリーダーのシビアな問題設定とロードマップまでを共有し、そのための任に就くことから始まる。「他者に伝える」というレベルが格段に深まるところに、フォロワーとしても実践的に切り込む秋(とき)なのである。
 その生きた教訓からこそ、人の評価、組織の扱いなどにかかわる共有環をもって、バッジをつけた主権者との協働を深化することが可能になる。〇七年(統一自治体選挙と参院選の年、その間に必ず総選挙)にむけた政治日程を主導的に練り上げていくためにも、囲む会の質的深化が問われている。

「政権交代のロードマップを意識した主権者運動とは何か」
9月28日、大阪市内にて第三回・関西「戸田代表を囲む会」を開催、27名が参加し「政権交代のロードマップを意識した主権者運動とは何か」を討議した。
冒頭、戸田代表から「政権を変えるには、組織計画と政治日程の一致までが不可欠であり、マニフェストをめぐるコアの組織戦の型までを持たなければならない」「政権交代を前提に、各行動セクターを作りながら実践的組織的アクションを行っていくことを自覚しなければ、主権者とは言えない」と、討議の枠組とハードルが設定された。
佐野英史同人(三郷町議)から「民主党の課題は2007年までに外交・安保のベクトルを明確にすることと、地方政治に対する意思を明確に提示すること。既存の地方組織にとらわれずマニフェスト伝達のための講演会などを開催していきたい」。
つづいて長尾敬同人(民主党・衆院大阪14区公認候補)から「外交・安全保障のベクトルづくりについて同感。組織計画と有権者との接点では、政策本位のドブ板活動を通じて持ってきた実感として、二大政党の対立軸が「自公対民主」というよりも『世代間』に走っている」。
BSE利権がらみの市長辞任に伴う7月の羽曳野市長選に、果敢に挑戦し惜敗した田仲基一氏からは「敗れたとはいえ未来のための選択肢をつくれたことが誇り。民主党は日本の伝統的地域社会にも切り込むすべを手にすべきだ」。
北神圭朗同人(民主党・衆院京都4区公認候補)からも、参議院(福山哲郎)選挙で掘り起こしつつある保守基盤層を、地道な地域活動でうち固めていきたいと表明があった。

最後に戸田代表から「歴史・伝統とは百年が最少単位。共同体や歴史の感覚があって政策を語るのと無いのとでは、感性も問題設定も全く違ってくる」と、政策観の本質が示唆された。マニフェスト政党創成期のバッチをつけた(つけようとする)主権者とバッチをつけない主権者の「時空観の一致とは何か」が、今回の討議を通じて共有された。マニフェストを伝達する基準が、政権交代のロードマップ=政治日程・組織計画までの共有化に質変する。11月3日には「第9回関西政経セミナー」を原口一博衆議を大阪に招き開催する。

がんばろう、日本!国民協議会・同人
杉原卓治

「一年生議員、大いに政権戦略を語る」
第5回埼玉・戸田代表を囲む会は、9月27日越谷市で開催され総勢25名が参加した。

今回は「一年生議員、大いに政権戦略を語る」をテーマに、小宮山泰子衆議員と高山智司衆議員(両氏とも一回生、民主党)をゲストスピーカーに、参議院選挙後から次回衆議院選挙での政権交代へのロードマップと主権者の役割を議論した。
また、前回に引き続き参議院埼玉選挙区で惜敗した弓削勇人氏を始め、越谷、久喜、岩槻、蓮田、春日部、吉川市などの市議も参加した。

高山議員は、3回の小選挙区での衆議院選挙をへて二大政党制とマニフュストの効果が出始めたことに触れ、国会では55年体制的与党と野党の駆け引きではなく、自民党と民主党の全面対決となっている。と指摘した。
また小宮山議員は厚生労働委員として活動したが、先の国会での年金法案の強行採決は僅か30数時間の審議時間しかなく、自民党の選挙対策だった。また選挙では有権者は人から政策で選ぶように変わってきた。と話した。

参加者からは、「小泉政権の郵政民営化がどこまですすむのか、民主党はどのような対案を持つのか」「民主党の政権交代へのエネルギーが国民に伝わってこない」など質問の後、両議員が答え代表のコメントで集約した。

代表は、二大政党制が定着すると候補者は苦労せずに当選することが可能となり、政策で人を組織することが解らずに2回、3回と当選していくと政党の機能が失われる。2007年は統一地方選挙と参議院選挙が重なる(12年に1回)が、財政再建や憲法問題を巡り、政治日程をどのようにマネージメントするのか、自民党からは能動的提案は無理であり、民主党から提起していく以外にない。郵政民営化も国家の財政赤字のことを抜きには語れないと話し、バッチをつけた主権者(議員)とバッチをつけない主権者の協働作業をさらに深めることを全体で確認した。

「三位一体改革」のカギを握る自治体の「事業仕分け」
8月20日、第二回となる自治体議員交流会を市ヶ谷事務所にて開催。
第一回目は昨年の統一地方選後、「二元代表制と議会の役割」をテーマに、石川・稲城市長と田中・中野区長をゲストスピーカーに開催したが、今回は「自治体財政」をキーワードに、マニフェスト選挙・二大政党下での自体議員活動のありかたを模索するものとして開催した。
午前中は戸田代表より、開催主旨として、「政治改革10年の総括〜マニフェスト選挙と二大政党定着」と、その下での自治体議員の政治活動に問われる根本的転換とは、ということで提起があった。
昼食・自己紹介の後、午後からは構想日本の政策担当ディレクター・富永朋義氏のレクチャーと質疑が行われた。
富永氏はまず、ホットイシューである「義務教育費の国庫負担金削除―一般財源への移譲」について、知事会の議論を紹介しながら、参加している自治体議員に意見を求めるというところから始めた。
つづいて本題である自治体の「事業仕分け」についてのレクチャー。自治体の事業仕分けとは、補助金と交付税を全廃という前提のうえで、現在行っている業務を「要/不要(民間に任せるものも含む)」、誰がやるべきか(国か都道府県か市町村か)という仕分けをしながら、自治体が自分の頭で考え、どこに解消すべき国のコントロールがあるのかなどを洗い出していく作業である。
これまで11自治体で実施。あくまでブレインストーミングであり、「実行」とは次元が異なるシミュレーションであるが、参加した職員や市民からは「実際がよく分かった」「改めて業務を見直した」などという反応がかえっているという。

こうした作業は今後、「逆マニフェスト」を作成していくうえでも、重要な前提となるだろう。
マニフェスト=政党本位・政策本位の活動を、国政レベルのみならず、自治体議員、市民のところでも主体化していくことは、07年の「決戦」(統一地方選、参院選、それまでに間違いなく行われる総選挙)にむけた、重要な基盤づくりの一貫でもある。

「参院選、かく戦えり」
7月22日越谷市内において、埼玉・戸田代表を囲む会を開催。
白川同人を中心に「同人会議」としての活動がスタートしているが、この日は自治体議員をはじめこの間選挙での関係ができた人たちなど、参加者にも重層的な構造ができ、39名での開催となった。

今回の参院選埼玉選挙区で初当選した島田智哉子さん、惜敗した弓削勇人氏がそれぞれあいさつ。地元の小宮山泰子衆院議員(埼玉7区)と、東京でれんほう選挙を事務局長として陣頭指揮した手塚議員からはそれぞれ、「かく戦えり」との活動報告が行われた。とくに手塚議員からは、定数四で二議席獲得という至上命題をクリアするために、どのように複雑な状況のなかを準備してきたのかが、率直に語られた。
政権交代のためには「よい候補」を立てることが重要であるが、「よい候補」だからといってすんなり決まるものではない。いわゆる党内世論形成や根回しなどを、マニフェスト・国民主権で説明できるかが問われてくる。その意味で手塚議員のお話は、実践的にも有意義であった。

「次の時代の国家・社会を語れる政治家が求められている」
参院選は、小泉政権にはイエローカードを、民主党には「政権交代への胸つき八丁に向かう」ためのベースキャンプを与える結果となった。
7月18日、全国幹事会に先立って、この参院選東京選挙区で民主党二議席目の獲得をはたした、れんほうさんをゲストスピーカーに急遽、第38回東京・戸田代表を囲む会を開催した。

れんほうさんは選挙後も連日、テレビへの出演やあいさつ回りなどが続いているが、その疲れも感じさせない、いつもの歯切れのよい話ぶりで、年金問題から少子化、アジア外交まで縦横無尽に語った。
「年金は最大の争点だったが、有権者が求めているのは目先の批判ではなく(与党案がひどいのはもう分かっている)、次の時代の国や社会のビジョンだ」「それをどこまで語れるか、『この人になら任せられる』ではなく、『この人なら将来ビジョンを示せる・次の時代に届けられる』と有権者に思ってもらえたか、これが勝負」という話は、この選挙戦を通じて確実に、「議員=バッジをつけた主権者」として、一回り大きくなったことを感じさせるものであった。

選挙戦中も、有権者の反応をとらえて確実に演説をバージョンアップさせていったというのは、さすがである。「バッジをつけない主権者」として社会と向き合ってきた感性や問題意識を、議員としてさらに問題設定・問題解決の力として磨いていただきたい。今後の活躍に期待するものである。

詳細は『日本再生』304号(8/1)に掲載。

「参院選始まる! 投票率が勝負!」
6月24日、いよいよ参院選がスタートした。今回の参院選は小泉・自公の「無責任・居直り・何でもアリ」政治をこのまま三年間続けさせるのか、国民自身が審判を下すための選挙である。
年金、イラク多国籍軍参加、地方経済・財政の危機的状況など、国民のなかでは「静かな怒り」が確実に広まっており、内閣支持率も50パーセントを割り込みはじめている。
問題は、この「静かな怒り」が投票行動にどこまで結びつくか、である。その意味で勝敗は投票率にかかっている。
自民党は51議席を割れば、小泉の責任論になる。自公で43取れば与党が参院で過半数、自公で50取ればすべての委員会委員長を独占できる「安定過半数」となる。これでは、今国会のような「無責任・居直り・何でもアリ」がこの先三年も続く、ということになる。
それでいいのか! ということを最低ラインの行動力として(上は当然、マニフェストの責任意識からの行動力)、投票を呼びかけよう。

新宿東口では10時より、民主党が岡田代表も参加して「れんほう」「小川敏夫」の第一声を上げた。

「参院選と自治体議員」
6月21日、越谷にて自治体議員による「戸田代表を囲む会」を開催。テーマは「参院選と自治体議員」。
有権者に一番近いところにいる「バッジをつけた主権者」として、参院選挙にいかにかかわるか。
とりわけ、保守系無所属といわれる構造
 
のところの自治体議員にとっては、これまであまり考える必要もなかった問題でもあるが、マニフェスト選挙―二大政党―政党政治の政治文化ということが、次第に自治体選挙(とくに知事選)のありかたにも大きく関連してくるようになるなかでは、いわゆる旧来の「系列」(○○系)といわれるような関係ではなく、「一主権者」として自分の支持者にも、参院選へのかかわり方を説明することが必要になる。
かような問題意識から開催。
戸田代表の提起の後、参加した議員(7名/越谷、岩槻、久喜、さいたまの各市議)がそれぞれ、当面の課題や問題設定、今後の方向などについて意見交換しながら、論点を整理していった。

「市民自治と国民主権」
6月13日(日)、第20回「千葉、戸田代表を囲む会」が開催された。今回は、「がんばろう、日本!」国民協議会の全国大会や定例講演会でも、度々登壇をいただいている我孫子市の福嶋市長をお招きして、「住民主権と我孫子市」について講演をお願いし た。国民主権・マニフェストの政治文化を定着させていくうえでは、地方自治・住民主権が具体的に深まることがきわめて重要である、という観点からの企画。
福嶋市長は千葉県内の市町村の首長の中でも改革の手腕に定評があり、参加者の関心も高く、国会議員を含め議員12名、その他一般有権者を併せて総勢43名と「千葉、戸田代表を囲む会」としては過去最高の動員数となった。
福嶋市長のお話は我孫子市での取り組みを紹介しつつ、住民自身に主権者としての主体と責任を問うという観点が貫かれたものであった。参加者との質疑でも、自治体議員を始めとして、住民自治をどのように深化発展させていくか、そのための実践的な問題設定をめぐるものとなった。

千葉では同人会議を軸として、知事選挙にむけた「逆マニフェスト」の検討を始めようとしている。
バッジをつけない主権者運動として、各種選挙での応援のみならず、「逆マニフェスト」や候補者の育成・擁立にまで踏み込んでいかなければならない。

「第3回 埼玉・戸田代表を囲む会」
5月17日、第3回目となる埼玉・戸田代表を囲む会が、岩槻市内には開催された。
ゲストスピーカーは地元選出でもある武正公一衆院議員。
白川同人(越谷市議)のよびかけで、越谷、岩槻、久喜、蓮田などの市議をはじめ、29名が参加した。
武正議員からは、マニフェストと二大政党という切り口から、今国会の経緯や論点などが整理して提起された。年金政局の余波で民主党人事が大揺れする最中での会合であったが、「マニフェストと二大政党」という大局を見失わないお話であった。
(武正議員のお話の最中、「小沢氏が『年金未加入問題』で代表を辞退)」とのニュース。武正議員の携帯にも次々に着信があるが、戸田代表のお話の終了間際まで出席され、その後ただちに東京に戻られた)

白川同人は、5月19日、「市議一周年記念13時間マラソン演説会」を敢行。雨模様の肌寒い日であったが、同僚議員や周辺自治体議員も応援にかけつけ、大いに盛り上げた。
http://www.gikainet.ne.jp/koshigaya/shirakawa/参照

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