激動の情勢に「チェンジ」で応えるパブリックの輿論を! | |||||||||||||||||||||||
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議員をつかいこなす主権者になろう | |||||||||||||||||||||||
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アメリカのイメージを変えた「オバマ政権誕生」 | |||||||||||||||||||||||
![]() 望年会に先立って「アメリカ新政権の外交と日本の課題」のテーマで、同志社大学の村田晃嗣先生から特別講演をうけた。 「国のイメージを変えた」アメリカ社会と政治のダイナミズム。この変化に対応する覚悟と想像力をおおいに喚起された講演であった。 たとえば環境経済戦略。京都議定書から離脱した「ブッシュのアメリカ」から、一気に「連邦政府として二酸化炭素排出権取引をルール化する」と転換を表明。開催中の「COP14」では、現政権とともに「オバマチーム」もダブルトラックで環境外交交渉に臨んでいる。これが「大統領が変わったから」というレベルではないことは、カリフォルニアをはじめすでに十数州で排出権取引が始まっており、シカゴには排出権取引市場まであることでも明らか。 ![]() ![]() 杉原卓治 |
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「十年後の総理を、香川から!」 | |||||||||||||||||||||||
![]() 強力な寒気団の南下で、高松でも珍しいくらいの冷たい北風が吹き荒れるなか、政権交代にむけた熱い思いを、それぞれ語っていただいた。 麻生内閣の支持率が急降下、「どちらが総理にふさわしいか」でも、小沢さんが麻生さんを上回り始めたが、それでも「どちらもダメ」が五、六割という状況。しかし「世論調査の数字で、民意が分かったつもりになるのは間違い」と、それぞれが言い切る。 「みなさん、この香川から十年後の総理を選んでください。あなたの一票でそのスタートを切らせてください、と言えば『小沢さんか麻生さんか』という話ではなくなる」と。 まさに「評論」ではなく、「あなたの選択」を問う、という共感トークのコミュニケーションがあれば、「自民か、民主か」ではなく(それとは別次元の判断である)「民主主義のためには政権交代があったほうがいい」 ![]() ![]() |
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「地方政府確立の時代の議会の課題」 | |||||||||||||||||||||||
![]() 今年一月の第五回大会第二部のパネルディスカッションをキックオフイベントとして、この一年続けてきた同プロジェクトの締めくくりイベントでもある。 福嶋・前我孫子市長、木下・前佐賀市長、花輪・東京都議、隠塚・京都市議、堀添・川崎市議、白川・越谷市議によるパネルディスカッションでは、福嶋さんから、地方自治における民主政の意味として、二元代表制→二つの民意+市民の直接参加という「三つの緊張関係のもとで運営される」こと(だからこそ、議会が決定の場として機能することが決定的に重要)、国政と違って直接民主制の手法が取り入れられていることが、あらためて整理された。 木下さんからは、人口減少でパイが縮小するなかでは、何をあきらめるか、優先順位の合意形成が重要であり、それは首長ではなく議会が決めなければならない、それができなければ「持ち時間」が少ないなかで、自治体はあっちへフラフラ、こっちへフラフラということになる、と提起された。 ![]() 新自治法では自治体の事務は「法定受託事務」と「自治事務」しかない。自治事務は、介護保険のような、国の法律に規定された法定事務と、自治体の裁量による任意事務に分けられる。 給付金は法律の裏づけがない(予算のみ)のだから「自治事務」である。自治体が自ら決める自治事務であるにもかかわらず、麻生総理が「一人一万二千円、高齢者と子どもにはプラス八千円配る」と言ったら、それだけで全自治体が「自主的に」右へ倣え、というのは、新自治法の下ではありえない話ではないか。給付金がこのまま通るなら、日本に地方自治はない、ということになる。 ![]() |
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「あなたの街は大丈夫?」木下敏之氏講演会を開催 | |||||||||||||||||||||||
![]() 報告 鎌ケ谷市議会議員 泉一成 |
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「政権交代に向けた準備と蓄積」―第85回定例講演会を開催 | |||||||||||||||||||||||
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「がんばろう、日本!」国民協議会・ちば地域議員フォーラム | |||||||||||||||||||||||
![]() ![]() 同人議員パネラーは、窪田・富里市議、幸正・白井市議、泉・鎌ヶ谷市議、久野・我孫子市議。 各々の事例から「議会改革」への方向性を模索する発言を行った。 フオロワーからは緊張感をかもしだす発言も多く「バッジをつけた主権者とバッジをつけない主権者の協働」の課題ー「グローバル化と人口減社会」での問題設定の共有から戦略的歩みを始めるーを共に課題として持ち帰るものとなった。 | |||||||||||||||||||||||
11月9日、野上ゆきえ都議の「都政報告会」が開催された。 | |||||||||||||||||||||||
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11月7日。第三回マニフェスト大賞の授賞式が行われた。 | |||||||||||||||||||||||
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10月6日、「地方政府の時代の議会改革プロジェクト」拡大版を開催。 | |||||||||||||||||||||||
![]() 第一次分権改革(2000年)、三位一体改革(02年から07年)そして第二次分権改革の流れを整理しながら、改めて、分権とは「国が地方に権限を分ける」ことではなく「主権者たる国民が、国と地方自治体に権限を分けて委譲する」ことであり、権力・権限をできるだけ主権者の近いところに置いて、主権者がコントロールできるようにすることだ、と提起。そこからすれば、分権はやったほうがいいかどうか、ではなく主権在民からすれば「原理だ」と。 ![]() 地方で「議会が弱い、だから二元代表制は問題だ」という声があるが、主権在民の原理から現実の政治システム(この場合は二元代表制)をいかに機能させていくのか、ということを外して、「議会が弱いことを制度のせいにするな!」ということである。 昨年秋から開始した当プロジェクトも、基本的な骨格(主権在民の原理原則から現実の政治システムを使いこなす、機能させる)、方向性は整理されつつある。総選挙後からは、それをいかに具体的な政治攻防として展開していくか、というステージに移らなければならない。 後半では、解散総選挙をめぐる政治攻防を、国民主権の原則からどのようにマネージしていくかが、戸田代表より提起された。 | |||||||||||||||||||||||
9月10日、第68回東京・戸田代表を囲む会を開催。 | |||||||||||||||||||||||
![]() 山下氏には四年前にも、農政改革をテーマにお話しいただいたが、山下氏曰く「私の主張は以前と全く変わっていない。十年以上同じことを言い続けてきたが、最近になってようやく、世の中に賛同者が増えてきた」。 世界的な食料高騰、食料需給の逼迫(将来の食料危機の可能性)のなかでなお、減反を続ける日本農政の不合理、非合理さに、ようやく世間常識から光が当てられつつある、というところだろう。 ![]() 後半では戸田代表から、福田辞任後の政治情勢を、国民主権の原則からどのようにとらえ、マネージしていくかが提起された。 | |||||||||||||||||||||||
「地方政府確立の時代の議会の課題」プロジェクト・拡大版を開催 | |||||||||||||||||||||||
![]() この夏は「拡大版」として、ノンバッジ組も含めて二回開催した。 第一回(第8回PT)では、木下敏之・前佐賀市長をゲストスピーカーに新著「なぜ、改革は必ず失敗するのか」の紹介を含め、統計的知見に基づいた自治体経営(「運営」ではなく!)について実践的に提起された。(7月22日) ![]() 行革先進市・草加における取り組みの実績と、市政五十周年を迎える「あるもの磨き」のまちづくりが提起されました。 現状の「地方自治」(国と自治体が上意下達、自治体が国の下請け機関と化している)では @膨大な無駄、非効率 A主権者である市民が判断できない、ツケだけは回されると指摘。 @については、在宅福祉事業補助金(H15)の草加の実例から、714時間が費やされている事務の簡素化を検討した結果、167時間にできる→547時間が「無駄」。Aについては夕張の例が挙げられ、分権は「国と地方の財源争いではなく、無駄を省いて自治を実現すること」だと述べられました。 また、役所の生産性を上げるため、H20年までは「サービス削減、負担増を行わない」として、職員が「限界」に突き当たって知恵を出さざるを得ない環境を作ってきたことが述べられました。 負担の適正化は当然必要だが、それを先にやると職員は「知恵を絞らなくてもいいんだ」「ほどほどやればいいんだ」となってしまう(隣で福嶋さんも「そうそう」とうなずく)ので、まずは限界まで「追い込む」とのこと。 これは、パリダカを完走した経験を持つ木下市長のお人柄とも、見事にマッチしたアプローチ。 拡大版の二人の木下氏のお話は、「日本再生」353号(10/1)に掲載予定。 | |||||||||||||||||||||||
文部科学省の政策棚卸し=事業仕分け | |||||||||||||||||||||||
![]() 自民党の「無駄撲滅プロジェクトチーム」のなかで、河野太郎議員が主査を務める「その他」チームが、構想日本の協力を得て行った。無駄遣い=利権というだけではなく、「政策目的の妥当性」「優先順位の妥当性」「手法の妥当性」「民間事業との比較」など、政策評価の入り口にたつようなやりとりが展開された。 マスコミも含めてオープンにやることの意義も大きい。 評価人にはプロジェクトメンバーの議員のほかに、これまで自治体の事業仕分けに携わってきた自治体職員や首長経験者(福嶋さんも参加)、現場を知る専門家(今回は大学の先生や研究者、小中学校の先生や校長経験者、教育研究者など)も参加。 モデル事業として「市町村に○○させる」などと言おうものなら、「その発想が間違っている」と指摘される。「そもそも地方や民間で、この政策目的に沿った事業がどれだけ行われていて、どんな実績があり、どんな問題点、課題があるか、調べたことがあるのか」との質問にも、ほとんどまともな答えはなし。 事業仕分けの詳細は、河野太郎議員、山内康一議員のブログを参照。 9/1発行の「日本再生」には、プロジェクトチームの中心メンバーの一人、亀井善太郎議員のインタビューを掲載する予定です。 | |||||||||||||||||||||||
第12回・京都戸田代表を囲む会 | |||||||||||||||||||||||
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逆転国会・参議院から見た通常国会の総括 | |||||||||||||||||||||||
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第13回 埼玉・戸田代表を囲む会 | |||||||||||||||||||||||
![]() 石川下公・「議連」会長より、越谷市議会の取り組みが報告された後、 木下市長より、市政改革の取り組みが話された。 二次会では、さらに、ざっくばらんな質問が出され、大いに盛り上がった。 | |||||||||||||||||||||||
昨年に引き続き、合宿を開催 | |||||||||||||||||||||||
![]() 昨年同様、熱海のホテルに55名が参加。五回大会を経て、バッジをつけた主権者とバッジをつけない主権者の協働が、組織として回り始めていることが、各地の同人から報告された。 一日目、パート1は「自治をリードする議会に」ということで、福嶋・前我孫子市長からの問題提起、木下・前佐賀市長からの報告に続き、来年夏に迫った都議選にむけたマニフェストについての報告。特別講演として、小室・富士宮市長から「食によるまちづくり〜フードバレー構想」が提起された。(下写真:小室・富士宮市長のプレゼン) ![]() 議会改革はまさに、こうした輿論・主権者との連携・協奏によって迫り出していくものであることが、各地の活動からも報告された。さらに懇親会では、日ごろ接する機会の少ない地方の同人会員との交流で、「協奏関係がとのように組織になりつつあるか」が実感的に共有された。 ![]() | |||||||||||||||||||||||
第65回 東京・戸田代表を囲む会 | |||||||||||||||||||||||
![]() 木原誠二・衆院議員と、山内康一・衆院議員。「国民本位の政治を実現する会」という勉強会を立ち上げて活躍中。 党改革については、日本の既存政党を前提にしても始まらないので、「国際競争力ナンバーワンの政党をつくる」との出発で、イギリスの労働党、保守党、ドイツ社民などを研究するところから「あるべき姿」を目指した改革を提案するとのこと。 国会改革についても、「政治主導の確立」「立法府の役割」「行政の役割」という原則的視点から、「あるべき姿」を求めるというアプローチ。 ![]() 国民主権の方程式を共通の前提にしたうえでの、政党間競争(本来の意味の政権選択選挙)がどういう風景になるのか、どういう人格がそれをリーダー的に担うのか、ということが具体的な像として見えてくる。そういうステージが開けつつあることを実感させる「囲む会」となった。 ちなみに、中央公論に掲載された「国会改革」の提言についての、七人(自民4、民主3)の議論が、山内議員も参加して、この翌日収録された。放映は憲法記念日の特集番組(10:05〜11:30)。これも、そうしたステージを実感させることになるのではないか。 | |||||||||||||||||||||||
地方政府の時代の議会改革プロジェクト | |||||||||||||||||||||||
![]() 今回のゲストスピーカーは、石川良一・稲城市長。 全国市長会で介護保険対策特別委員会委員長を務める関係で、国の審議会にも「地方代表」として参加されている。 一方で、介護ボランティアをポイントに換算して保険料を軽減するという試みには、「地域力の再構築で地域福祉を支える」ものとして、全国から注目が集まっている。 ![]() 議会改革についても「議会は討議して決定する責任がある。現状は、いくつもの案・要望を羅列して出してきて、どうするかは執行部に『お任せ』。討議して優先順位をつける(決定する)のが議会の役割」。議員の役割、機能についても「直接民主主義的手法がますます取り入れられるなかで、コーディネーターとしてのプライトを。市民の意見・要望をそのまま仲介するだけなら、議会なんかいらない、アンケートでもやって決めればいいということになる」との指摘。 福嶋・前我孫子市長とはまた違ったアプローチから、議会の責任が鋭く提起された。 (市長の写真は市役所ホームページより) | |||||||||||||||||||||||
主権在民の自治体改革 | |||||||||||||||||||||||
![]() 自治体議員を中心に、80名が「主権在民の自治体改革」をテーマに議論した。 福嶋浩彦・前我孫子市長の基調講演、泉健太・衆議院議員の国政報告につづいて行われたパネルディスカッションでは、京都市会・京都府議会・越谷市議会・羽曳野市議会の夫々の現状と課題が報告されたあと、「主権者たる市民が議会をしばる仕組みづくりが議会改革。市民に立脚した議会(市民から直接意見を聞き、直接説明責任を果たす)の議決権の拡大は市長の権限をしばるもの。この観点が抜けた自治基本条例は単なるアクセサリーになる。今、改革派議会の登場が求められている」(福嶋氏)と議論が深められた。 ![]() セミナー後の懇親会には、公務の合間をぬって門川大作京都市長も参加され、「市民や市職員の力を引き出し、その力を十分発揮できる仕組みときっかけづくりをするのが私の職責」と主権在民の京都市政改革について報告された。 ![]() ![]() | |||||||||||||||||||||||
主権在民の方程式で政治を動かす | |||||||||||||||||||||||
![]() 4月14日、午後6時30分、市ヶ谷のアルカディア市ヶ谷(私学会館)で、「主権在民の方程式で政治を動かす〜通常国会の中間総括〜」をテーマに枝野幸男衆議院議員の講演があり、参加して来ました。 主催はがんばろう、日本!国民協議会で81回目の定例講演会でした。 そこで、印象に残った内容を紹介します。 講演では、まず先般の国会でのクエッションタイムでの福田総理を始め、自民党の幹部の皆さんが「ねじれ国会」への対応が始めての様に話されている事に関して。 実はすでに2度「ねじれ」は体験されており、1度は98年に参議院で多数を占めた民主党を前に金融国会を経験した。 この時には自民党は国会の乗り切りのため完全に民主党案を丸呑みにして凌いだ。 もう一度は「自社さ」政権のとき、自民党は単独の法案ではなく、政権内部で法案提出前に言わば「ねじれ」の状態にあった。 この2回の経験で自民党単独での法案成立が出来ない場合、どの様な方法で成立させるのか、学んだはずだ。 しかし、不幸なことにこの時自民党を仕切っていた国会議員の殆どが福田政権の中枢にいないということだ。 ![]() 例えば、道路特定財源の暫定税率に関して、明らかに3月31日までに成立していない法案を、成立していないにも拘らず、全国の自治体が新年度予算に組み込んで地方議会に提案するなど国会の役割と法の遵守ということが理解されていない。 また、日銀の総裁人事に関して民主党の否決によって人事を翻弄しているかのごとき論調が目立つが、そもそも国会の人事同意案件にしているのは、衆議院と参議院の意思が違うことがおきることは前提となっているのは当然で、これまで自民党が衆議院でも参議院でも多数を占めていたため、たまたま今回の様な事態にならなかっただけである。 第一衆議院の優位性を認めず、参議院での同格の議決を求めたのは、参議院自民党であったはずだ。 二院制に於ける同意人事権を認めないなら最初から衆議院の優位性を確定すべきである。 また、総裁が決まらないことをさも国際的信用を失墜するかのごとき主張も、米国なども議会の同意を得るシステムとなっており、長く決まらないことなど常識であり、それが議会というものであることは、理解されている。 さらに残念ながらG7などで日銀総裁の発言など国際的にはさほど重みをもっていない現実もある。 何故これらの事が国会で起こっているのかと言えば、中選挙区制の習慣から中々抜け出していない現実がある。 それは派閥の領袖が資金を媒介に派閥内の議員の面倒をみる、つまり選挙での支援と当選回数による大臣ポストなどの配分に力をふるっており、この文化の中ではトップダウンによって重要事項が決定され、これに一致団結箱弁当で従っていくということであった。 だから領袖同士の話し合いで決着がつけられてきており、その現代版が先般の大連立構想ということにもなる。 もはや、この様な派閥の力学や面倒見など力をなくしており、その証拠に自民党総裁選挙など派閥の意向では所属の国会議員は動いていない。 その意味では民主党も同様でグループで一致して動くことなどあまりないし、例え国対委員長同士の話合いでも全てここで決着するなどありあず、特に民主党は下からの積み上げてきた課題を前提として、最終段階での結論となるのであり、幹事長や国対委員長だろうと同じことである。 ここで求められていることは、金融国会の時の様な実務者レベルで両党の一線級の専門家同士が一致点と相違点を冷静に詰めた後、最終の妥協点はしかるべきトップによって決められていくことである。 この時の実務者は、自民党の石原議員民主党の枝野議員であった。 また、国会の憲法調査会での「国民投票制度」の議論の過程でも、両党とも質疑のレベルではなく、修正協議を小委員会で常に行い両党とも相互に修正に応じ、よりよい法案としてきたものであり、自民党の中山議員の功績は大きい。 これも議事録を残す正式な論議であり、現在の国会法の枠組みでもやる気になれば十分可能である。 正に国会がオープンな論議と修正協議に耐えうる大臣や国会議員であることが必要であり、官僚の作成した答弁書を読んだり、官僚の振り付けで動くのでは、とても対応できない。 これが、現在進行している国会の状況である。 ただ、ともすれば国会議員が勘違いしてしまうのは、所謂「政策通」の国会議員でなければ通じないのかといえば、そうではなく、むしろ政策と同時に「段取り」をキチンと組む能力や、実務者に任せたら最終責任だけをとる、という役割が重要である。 さて、次期衆議院選挙ですが、勿論早期の解散がもとめらていますが、主権者、国民にとって今選択肢や争点が明確になっているのでしょうか。 道路特定財源を巡り一般財源化が改革の方向の様に言われていますが、一般化だけではあまり意味はありません。 道路を今後10年間で59兆円と投じて作ることを前提に一般財源化してしまえば、文字通り権限が国交省から財務省の移るに過ぎない。 問題は一般財源化することではなく、今後の税金の使い方の優先順位をどうするのか、右肩下がりの時代では「何を諦めるのか。何に集中するのか」これが大切。 つまり、何を諦めるのか国民が選択できるよう政党が政策を出し、選挙で国民が投票する、この準備を進めなくてならない。 以上が概略の私の印象でした。 | |||||||||||||||||||||||
京都市長選 価値ある勝利 | |||||||||||||||||||||||
![]() (写真は選挙戦最終日、三条河原町で必勝を訴える福山哲郎民主党京都府連会長。街頭での門川氏。街頭集会で司会に立つ隠塚功同人・京都市議) *京都市長選の構図は、自民・民主・公明の推薦を受けた無所属新人で前市教育長の門川大作氏(57)=自民、公明推薦=、弁護士の中村和雄氏(53)=共産推薦=、前市議の村山祥栄氏(30)の三つ巴。12年ぶりの新人同士の争いとなったが、投票率は前回を0.76ポイント下回る37.82%だった。 現職の桝本頼兼市長の行財政改革の継承を訴えた門川氏は民主、社民両党府連の推薦も受けたほか、地元経済界や連合などの支持を取り付けた。ただ、低投票率に加え、民主支持層の票をまとめ切れずに苦戦し、市議会第2党の共産の基礎票を固めた中村氏に追い込まれた。村山氏は地盤の左京区以外で支持を伸ばすことができなかった。 争点のひとつは、市役所・職員の相次ぐ不祥事で、これには同和利権がからんでいる。これにどれだけ切り込むのか。村山、中村陣営からは「なれあい」批判が繰り広げられ、意識的な有権者のなかには「自覚的棄権」のムードも明らかにあった。この層に対する組織的働きかけの如何が、かろうじて951票差での逃げ切りを可能にしたと思われる。 | |||||||||||||||||||||||
パブリックの輿論の力で、健全な政権選択選挙へと迫(せ)り出そう | |||||||||||||||||||||||
![]() 〇七年末には、核保有国であり「テロとの戦い」の最前線であるパキスタンの政情が不安定化、〇八年は原油1バレル100ドル、NYダウの急落を受けた東証大発会は戦後最大の下げ幅というなかで幕をあけた。まさに「内外政治の激動的動き」(「日本再生」344号・新年号)の始まりである。 ![]() この激動に対応できなければ、健全な政権選択選挙は困難となるという情勢の下で、「健全な制限 選択選挙を準備するための障害物をいかに取り除いていくか」という主権者運動の行動指針を共有する。これが第五回大会の組織目的である。 ![]() 激動に「準備なく」対応せざるをえないからこそ、「ないものねだり」のカラ元気や自暴自棄、その裏返しの「へたり込み」ではなく、重心を低くして「あるもの磨き」の知恵を出し合う相互連鎖が不可欠になる。 ![]() 「議会改革」の課題は、すでにさまざまな形で整理されている。問題はそれを誰が、どう実行するかであり、そのための障害や困難をどう取り除くか、その知恵をどう絞っていくか、ということに尽きる。まさに「ないものねだり」(先進自治体に比べて、いかに遅れているか、現状がヒドイか)ではなく、「あるもの磨き」(現行の仕組みのなかで使えるものを使う)の知恵と、それを出し合う仲間づくりが試されることが、壇上およびフロアからの同人議員の発言・報告から伺われた。 ![]() ![]() ![]() ![]() | |||||||||||||||||||||||
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