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電子瓦版(転送はご自由にどうぞ) ━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━ メルマガ♯がんばろう、日本! №332(26.4.1) ━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━ 「がんばろう、日本!」国民協議会 http://www.ganbarou-nippon.ne.jp ================================== Index □ 歴史的な転換期の荒波のなかで問われる「真っ当さ」と「したたかさ」 ~中道政治の可能性にむけて ●戦争の時代に問われる「真っ当さ」と「したたかさ」 *以下省略 ●長期化する危機の中で、国民の〝いのちとくらし〟を守るために □ STOP GENOCIDE in GAZA! □ 囲む会、関西政経セミナーのご案内 ================================== 歴史的な転換期の荒波のなかで問われる「真っ当さ」と「したたかさ」 ~中道政治の可能性にむけて ================================== 【戦争の時代に問われる「真っ当さ」と「したたかさ」】 アメリカとイスラエルによるイラン攻撃とイランの応酬は、戦火の収まるめどが見えないまま犠牲が増え続けている。イラン側の死者は2000人(子どもは200人以上)を超え、レバノンではイスラエルの攻撃で1000人以上(子ども100人以上)が犠牲となり、約100万人が避難を余儀なくされているという(3月末時点)。 仲介国オマーンによれば、アメリカとイランの核協議は2月末に「大きな進展があった」とされ、1週間以内に次の交渉が実施される予定だった。にも関わらず、アメリカとイスラエルはイランを奇襲攻撃し、(交渉相手のはずの)イラン指導部多数を殺害した。この攻撃は、イスラエル・ネタニヤフ首相の進言によるものとされる。 年初におけるベネズエラへの軍事介入に続くトランプ政権の暴挙は、その対象国の体制の是非がどうであれ、明らかに戦後国際秩序の規範に反する主権の侵害にほかならない。 スペインのサンチェス首相は演説でこう述べている。 「そして私たちのような他の者(紛争当事者以外/引用者)は、一貫した行動を取り、ウクライナ、ガザ、ベネズエラ、グリーンランドについて語る時と同じ価値観を、今こそ守らねばならない。 問題は私たちがアヤトラ(イランの宗教指導者)を支持するか否かではない。(宗教指導者を)誰も支持しない。スペイン国民はもちろん、スペイン政府も決して支持しない。 問題は、私たちが国際法の側に立つか否か、つまり平和の側に立つか否かだ」 「このような私たちを、考えが甘いと非難する者もいるだろうが、考えが甘いのは暴力こそが解決策だと考えることだ。考えが甘いのは、民主主義や国家間の尊重が廃虚から生まれると信じることだ。あるいは無分別で卑屈な追従こそが、指導力だと考えることだ」 大国の力による支配が前面化するなかで、国際法の原則や規範の側に立つことは「お花畑」などではなく、それこそが日本のようなミドルパワーにとっての現実的な戦略ではないのか。 「トランプ氏の米国が中心の規範ができてしまうと国際法の普遍性が失われていきます。例えばロシアもウクライナに軍事侵攻した際、戦争と呼ばずに特別軍事作戦という、何か法執行(警察活動)作戦のような呼び方をしています。中国の台湾に対する考え方も同様になる可能性があります」(根岸陽太・西南学院大学教授 朝日デジタル3/5) 「何よりアメリカが「難癖をつけて外国に攻めて行く」ということを(また)やり始めた中で、そのアメリカに拡大抑止を我が国が依存しているという状況は日本の安全保障に根本的なジレンマを突きつける。そういうことを日本がしないだけでなく他国にさせない世界の中でしか日本は安全と反映(ママ 繁栄?)と独立を維持できないからこそロシアの侵略を非難し、ウクライナを支援し、対露制裁をやってきたのであって、ここでアメリカの振る舞いをあっさり受け入れるならそれはダブルスタンダードの誹りは免れえまい」(@OKB1917) 「『他国主権の軽視・自国絶対視』という・・・潮流に対抗するには、『真っ当さ』を意識的に保ち続けるしかありません」(向山直佑・東京大学准教授 朝日3/5) 「世界中に平和と繁栄をもたらせるのはドナルドだけ」という日米首脳会談での高市首相の発言が外交辞令として成り立ちうるとすれば、こうした「真っ当さ」を保ち続けることと、多層的な多国間協力を築く「したたかさ」があってこそだ。そうでなければ「(覇権国と)私たちは弱い立場から交渉し、提示された条件を受け入れ、最も迎合的であろうと競い合うことになります。それは主権ではありません。従属を受け入れながら、主権を演じているにすぎません」(カーニー・カナダ首相 ダボス会議での演説)ということになる。 カーニー首相は続ける。 「大国間競争の世界で、中間に位置する国々には選択があります。寵愛を求めて互いに競うのか、それとも結束して影響力ある第三の道を創るのか。 ハードパワーの台頭に目を奪われ、正統性、誠実さ、ルールの力が――共に行使するなら――なお強力である事実を見失ってはなりません」 「(大国間競争が激化する時代に)一貫して行動することです。同盟国にも競争相手にも同じ基準を適用すること。一方からの経済的威圧を批判しながら、他方には沈黙するなら、私たちはまだ看板(旧秩序/引用者)を掲げたままです。 信じると言っているものを実際に築くことです。旧秩序の復活を待つのではなく、言葉どおりに機能する制度や合意を創ること。 そして、威圧を可能にするレバレッジを減らすことです。強い国内経済の構築は常に最優先事項であり、国際的多角化は単なる経済的慎重さではなく、誠実な外交の物質的基盤です。報復への脆弱性を減らしてこそ、原則的立場を取る資格が生まれます」 NATO事務総長もトランプ大統領に歯の浮くようなお世辞を言ったが、NATO各国はトランプ大統領が要求するホルムズ海峡での支援には、国際法違反を根拠に拒否する一方、防衛力強化を推し進めるとともに経済、安保面での他地域との協力も推進している。 日本はどうか。日米首脳会談で高市首相は、ホルムズ海峡での米支援について「憲法上の制約」を説明したとされているが、首脳会談後もトランプ大統領をはじめ米側からは名指しで支援を求められている。他方で「官邸筋は「エネルギー供給が滞れば重要影響事態と判断することはできる。検討の俎上には載った」と明かす」との報道もある。 安保法制の法制化過程で、集団的自衛権の行使には「国際法上の正当性の確保」など3つの原則が課されているが、高市政権は今回のイラン攻撃について国際法上の評価を避けている。「真っ当さを意識的に保ち続け」なければ、エネルギー危機の前に憲法上の制約も単なる方便にされてしまうのではないか。 またアメリカがイランと対立する中でも、日本は長年イランとの友好関係を保ってきた。駐日イラン大使は、「日本のような友好国やその他の国々は、連携を取りながらホルムズ海峡を通過させるよう調整しています。最近、インド、パキスタン、トルコなどの国々と調整して、いくつかの船舶の通過が実現しました」と述べている。ホルムズ海峡の事実上の封鎖についてイランを非難する共同声明(日本も参加)に参加した国のなかにも、イランと交渉している国があるという。日本政府は交渉しようとさえしていない。 これでは外交上の「したたかさ」も皆無だし、これまで築いてきた日米同盟以外の外交資産さえ毀損することになる。日米同盟以外に外交の軸がないことがリスク、という状態だ。 (「日本再生」563号一面へ続く) ================================== STOP GENOCIDE in GAZA! Do not stop talking about GAZA! ================================== ●「入植者が家を燃やしてる」 襲撃されたヨルダン川西岸のパレスチナ人集落を取材 - BBCニュース ●1年で3.6万人強制移動、西岸でイスラエルの入植地急拡大国連 写真3枚 国際ニュース:AFPBB News ●イスラエル国会、「テロ行為」認定されたパレスチナ人を死刑にする法案を可決 - BBCニュース ●米イスラエルの攻撃は「国連憲章違反」 専門家21人が共同声明 [米・イスラエルのイラン攻撃 イラン情勢]:朝日新聞 ●仏伊、イラン作戦関与航空機の基地使用など拒否 スペインに続き | ロイター ●4月8日国会前で平和憲法守る緊急アクション、全国で連帯広がる / X ================================== 東京 囲む会【会員限定】のご案内 ================================== 東京・戸田代表を囲む会 【会員限定】 「がんばろう、日本!」国民協議会 市ヶ谷事務所 会員:2000円 同人:1000円 ******************************************** □第233回 「冷戦後30年、日本政治の現在地」(仮) 4月14日(火) 18時30分より21時 ゲストスピーカー 宮城大蔵・中央大学教授 《趣旨》「村山から高市へ」冷戦30年の日本の外交と政治の変化(可能性の束としての)を振り返りながら、 国際秩序の激動期における「現在地」を探る。 ●オンライン視聴 下記より申し込み 第233回囲む会 - Google フォーム 締め切り 4月13日18時 4月13日18時以降、申し込みのあったアドレスへZOOMのURLを送ります。アドレスに誤記があると(大文字、小文字など)送信エラーとなってしまいます。ご注意ください。 ********************************************** □第234回 「幸せに衰退する日本?」(仮) 6月19日(金) 18時30分より21時 ゲストスピーカー 山田昌弘・中央大学教授 《趣旨》「悲観主義者」を自称する山田先生のお話。衰退の先に何を見据えるべきかを考えるために。 ********************************************** □特別講演会 「激動の世界を読む」(仮) 6月7日(日) 13時より16時 ゲストスピーカー 中西寛・京都大学教授 《趣旨》戦争の時代、世界的な危機の時代に「真っ当さ」と「したたかさ」を保つための歴史的な視点とは。 ================================== 関西政経セミナーのご案内 ================================== □第40回関西政経セミナー 「21世紀の中道政治は可能か?」(仮) ゲストスピーカー 吉田徹 同志社大学教授 4月23日(木) 18:30〜21:00 キャンパスプラザ京都6階第二講習室 参加費 2000円(学生無料) □第41回 関西政経セミナー テーマ(案)『帝国大学の戦争と平和』~戦争の準備は学問・表現・言論の自由を奪うことから始まった~ 趣旨 戦後秩序が終わりを告げた今、改めて二度の世界大戦と戦間期そして戦後の「戦争と平和」 についての教訓を紐解く 講師・岡田知弘 京都橘大学教授(学長)・京都大学名誉教授(地域経済学・地域産業論) 6月10日(水) 18:30〜 キャンパスプラザ京都2階第三会議室 会費:2,000円(学生無料) -- **************** 石津美知子 「がんばろう、日本!」国民協議会 http://www.ganbarou-nippon.ne.jp |