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メルマガ♯がんばろう、日本!         №331(26.3.3)
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「がんばろう、日本!」国民協議会
http://www.ganbarou-nippon.ne.jp
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Index 
□ 歴史的分岐点で21世紀の中道政治は可能か
 ●歴史的分岐点の歯車は回り始めた
 ●分断と対立をあおる政治に抗う「中道の大きなかたまり」とは
*以下省略
 ●民主主義をより具体的、実践的に深めるために
 ●21世紀型の「分かち合い」へのチャレンジを
□ STOP GENOCIDE in GAZA!
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歴史的分岐点で21世紀の中道政治は可能か
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【歴史的分岐点の歯車は回り始めた】
 「私を選ぶか否か」と国民に迫り、「強いリーダー」として認知されることを目指した高市首相。結果は、その目論見を超える自民圧勝となった。自民党は単独で衆議院の三分の二を超える316議席を獲得。与党が少数の参議院で法案が否決されても衆議院の再議決が可能な議席数であり、衆議院においては憲法改正の発議が可能となる。(憲法改正の発議は衆参両院で三分の二の賛成が必要)
 憲法改正を目指す勢力が議席の三分の二を得られず、自民党もそれを前提に「軽武装・経済重視」(吉田ドクトリン)の枠内で一党優位体制を築いてきた戦後日本政治の枠組みが、大きく転換したといえる。歴史的分岐点の歯車がひとつ回ったことは間違いないだろう。白紙委任をしたのかが、国民にも問われる。
 今回に匹敵するような与党圧勝の選挙は1942年、戦前日本で最後に行われた第21回選挙(男子普通選挙)だという。
1940年にはすでに政党は解散し、大政翼賛会が結成されていた。この選挙では東条英機内閣のもと、政府の戦争遂行政策を支持する候補者を翼賛政治体制協議会が推薦し、非推薦候補には激しい選挙干渉が行われた。推薦候補が当選者の8割以上を占めた一方で非推薦候補者も85人が当選。そのなかには、反軍演説で衆議院議員を除名された斎藤隆夫も含まれていた。
軍部に同調する圧倒的多数の国会議員によって除名された斎藤を、翼賛体制下にあっても当選させる力を国民は持っていた。斎藤の選挙は、「国民は政治を監視し、監督する責任がある」という彼の教えに共鳴した地元の青年たちに支えられていたという。ただし翼賛体制下で個々の非推薦候補を当選させることはできても、戦前日本の民主主義には「大きなかたまり」としての政党をつくる力はもはやなかった。
今回はどうか。「この短期間に1000万を超える比例票が集まり、自民党の比例票の半分があったんです。議席は自民党の6分の1ですが、票は半分です。だから野党第一党です。ですから、私達の中道の働きは、これからの日本の方向を過たせないための非常に大きな使命を持っております」と、斎藤共同代表(当時)は述べる。
野田共同代表(当時)が「種火はつけた。どんな風が吹いてもこの種火を守って、いつか燎原に火が広がるように育てていかなければ」と述べるように、歴史的分岐点で回り始めた歯車を過らせないように、「種火」を「政党としてのかたまり」へと育てていくことができるか。私たちの民主主義の力が問われているのではないか。
【分断と対立をあおる政治に抗う「中道の大きなかたまり」とは】
冷戦後、左右のイデオロギー対立が後景に退き、伝統的な中間団体が弱体化し、政治不信が広がる中で、政党は選挙互助会と揶揄されてきた。政党を、私的な目的のための手段とみなす議員・候補者も少なくない。政党のふるまいも、政権維持のための数合わせ、野合、次の選挙で有利になるための駆け引きなどが横行する。
しかし中道改革連合の結成は、公明党の政権離脱から始まった。党勢が衰えていたとはいえ、生き残りのためだけなら与党にとどまったほうがまだ計算が合うだろう。だがそれでは、政党としての存在意義(平和の党、クリーンな政治など)そのものが失われかねないという決断だろう。野党の冷や飯を食っても掲げるべき旗があるということだ。
その背景にあるのは、「先の参院選以来、排外主義的な論調が目立ち始め、多様性への尊重や包摂社会づくりが置き去りにされようとしています。そして、多党化が進む時代を迎え、人気取りに走るポピュリズム(大衆迎合主義)的な動きも広がっています。こうした中、バランスある着地点を見いだし、国民のための政策を前に進める中道政治は、ますます重要です。公明党が「中道改革勢力」の先頭に立ち、国民の利益と幸福に奉仕する国民政党として与野党の結集軸となっていくことへの期待は高まっています」(11/29 全国県代表協議会での斉藤・公明党代表あいさつ)という時代認識だろう。
急な解散のために唐突な新党結成となったが、立憲民主党も存在意義を問われていた。立憲民主党を立ち上げた枝野氏は、中道改革連合の結成について①立憲民主党が、野党第一党としての「公器」への変化を問われていること(信念を大切にしつつも、与党に代わりうる選択肢となるためには、より幅広い国民を包摂する姿勢が不可欠です。これは、結党時の反骨精神とは性質が大きく異なります) ②分断と対立をあおるポピュリズムとどう闘うかという、政治のフェーズの転換(極右勢力の台頭、分断をあおる政治、目先の利益に訴える悪しきポピュリズム――こうした動きが勢いを増し、政治の秩序は大きく揺らぎました)を挙げている。
中道改革連合の綱領は、こうした時代認識とそのなかでの政党の立ち位置、存在意義を示したものといえる。
「近年、世界はインフレの進行と国際秩序の動揺の中で、極端な思想や社会の不安を利用して、分断をあおる政治的手法が台頭し、社会の連帯が揺らいでいる。
日本においても、右派・左派を問わず急進的な言説が目立ち始め、多様性を尊重し、共に生きる社会を築こうとする努力が、いま脅かされている。この現実を前に、政治が果たすべき責任は重い。
対立をあおり、分断を深める政治ではなく、対立点を見極め、合意形成を積み重ね、生活者ファーストの政策を着実に前へと進める中道政治の力が求められている。それは困難な現実に正面から向き合い、最適解を導き出す、最も責任ある政治の道である」
この「種火」を、目先の生き残りや数合わせのための方便にしてしまうのか、歴史的分岐点において「中道政治」の「大きなかたまり」へと育てていくことができるのか。私たちの民主主義の力が問われているのではないか。
「全体として中道政党が陥没し、既成政党のレッテルを貼られ、左右のポピュリズムが伸長しつつある。(中略)じつはこれは戦前のドイツなども含めて、歴史上繰り返してきていることなのですね。中道政党が陥没し左右のポピュリズムが伸びるというのは、世の中がある種の有事に入った危機的な局面、分岐点に差しかかっているという歴史的な局面としてとらえる必要がある」(小川淳也・衆院議員560号)。
「ナショナリズムを基本的に肯定しつつ、現実的な安保外交政策と再分配を志向する左派政党。そうした政党が掲げる『中道政治』を、政治システムのなかでいかに位置づけるべきなのか。それが21世紀の日本政治においていまなお課題であることをわれわれはよく知っている」(河野有理・法政大学教授 中央公論3月号)。
(「日本再生」562号一面より)
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STOP GENOCIDE in GAZA!  Do not stop talking about GAZA!
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●ガザで燃料・食料が枯渇寸前、イスラエルによる検問所封鎖で | ロイター
●東京大空襲・戦災資料センター【公式】@tokyoraids
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地球市民講座
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石津美知子
「がんばろう、日本!」国民協議会
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