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メルマガ♯がんばろう、日本!         №323(25.7.1)
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「がんばろう、日本!」国民協議会
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Index 
□ 刹那的ポピュリズムか、持続可能な民主主義か 
参院選にむけて
 ●<民主主義のための闘い>の始まりの始まり?
《字数の関係で、以下は略》
●民主主義のための闘い 民主主義との闘争 民主主義からの逃走
□ STOP GENOCIDE in GAZA!
Do not stop talking about GAZA!
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刹那的ポピュリズムか、持続可能な民主主義か 参院選にむけて
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【<民主主義のための闘い>の始まりの始まり?】
 6月22日投開票の都議選は、政権与党の自民・公明に厳しい結果となった。都議会でも裏金問題が発覚した自民党は実態解明を拒否し続け、会派幹事長経験者6名を非公認としたが、選挙後の追加公認も含めて21議席と改選前の33議席から大幅に後退、過去最低だった17年の23議席を下回った。
朝日新聞の出口調査では、投票に際して裏金問題を考慮した人は62パーセント、そのうち自民に投票した人は12パーセントにとどまった。裏金問題で非公認となり無所属で当選した都議を即刻追加公認したことにも「無所属詐欺」との声があがったが、こうした民意に向き合おうとしない姿勢そのものが政治不信を助長してきた挙句、これまでの支持基盤さえ溶解しているのではないか。読売新聞の出口調査では、自民党支持層の約半分が自民党以外に投票している。
 小池都政に対して批判的な立場を取る立憲、共産は、立憲が2議席増、共産は5議席減となった。立憲は、推薦議員も合わせて都議会第二会派となる可能性もある。都議選で立憲は国政における「熟議の国会」を踏まえ、「熟議の都政」を訴えた(参照:「一灯照隅」373回 552号)。立憲が堅調もしくはそれなりに強い地域は、小池都政批判や自公批判の「受け皿」に止まらず、一定の「目指すべき方向性」を共有する持続的な基盤形成の可能性も見えるのではないか。
昨年の都知事選で次点となった石丸氏が代表を務める「再生の道」は、議席ゼロとなったものの約40万票を獲得、参政党は都議会にはじめて3議席(得票総数約11.7万)を獲得した。既存政党への不満や不信に依拠する新興勢力が、参院選にどんな影響を及ぼすのか。
昨年の総選挙での自公過半数割れによって少数派政権となった今国会で垣間見えた熟議への可能性を、さらに前へ進めることができるか。あるいは不安定性、不確実性が増大する歴史的な転換期に、刹那的ポピュリズムへ傾倒していくのか。世界的に民主主義が後退しているとされるなか、日本における持続可能な民主主義への歩みをどのように進めていけるか。
昨年の都知事選や兵庫県知事選では、選挙に与えるSNSの影響が大きな問題となった。佐藤卓己・上智大学教授は、いまや言葉による議論よりも情動への直接的な働きかけが大きな影響力を持つ「情動社会」になっていると指摘する。人々の情動に働きかける刹那的ポピュリズムは、熟議とは真逆の民意の形成にほかならない。
時事通信が行った出口調査によると、都議選で投票先を決める際にX(旧ツイッター)やユーチューブといったSNSの情報を「参考にしなかった」と回答した人は61.5%で、「参考にした」人の35.7%を大きく上回った。都議選では「分かりやすい」二項対立的な争点が浮上しなかったため、再生数を稼ぐことを目的とするような盛り上がりには欠けたとみられる。ただ、「分かりやすい」極端な主張やSNSの反応で政策の強調点を変えるような政治家・政党による支持獲得競争は今後も続くだろう。
その意味でも、下記の指摘を改めて確認しておきたい。
「各種SNSを使った政党が一時的に有利になるということはあるでしょうが、そういう政党や候補者は長続きしないのが相場です。情報として消費されてしまい、賞味期限が短いからです。もちろんSNSを無視することはできませんが、政治の基礎は仲間づくり、組織作りです。そのリアルな関係がなかったら、SNSだけでは持続的な政治は可能にならないでしょう。そして、持続的なものを提供できない政治は、有権者から見放されるという根本のところを再確認していく必要があると思います」(吉田徹・同志社大学教授 12面)。
 参議院選でも、与党は相変わらずバラマキ、野党はどこも減税を言っている、これでは政策で選びたくても選べないという状況だが、「分かりやすい」極端な主張やSNSの反応で政策の強調点を変えるような刹那的ポピュリズムに与する政治家・政党かどうか、というレンズで見ると少し違ってくるだろう。そこから持続可能な民主主義への糸口をつかもう。
(以下「日本再生」554号一面へ続く)
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STOP GENOCIDE in GAZA! Do not stop talking about GAZA!
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●これは、援助に見せかけた虐殺──。 イスラエルと米国が #ガザ で食料配給のシステムを始めてから1カ月。これまでに食料を求める500人以上が殺害されました。 この配給システムを今すぐ解体し、国連が調整する従来の人道的なシステムに戻さなければならないと #国境なき医師団 (MSF)は訴えます。
Xユーザーの国境なき医師団さん: 「これは、援助に見せかけた虐殺──。イスラエルと米国が #ガザで食料配給のシステムを始めてから1カ月。これまでに食料を求める500人以上が殺害されました。この配給システムを今すぐ解体し、国連が調整する従来の人道的なシステムに戻さなければならないと #国境なき医師団(MSF)は訴えます。」 / X
●「食料を探すことが、 死刑宣告になってはなりません」 #ガザ で人々が食料を得ようとして 負傷し、命を落としている状況を受け、 アントニオ・グテーレス国連事務総長は強調しました。 「ガザのパレスチナ人の 苦しみが影に追いやられることを、 私たちは決して許してはなりません」Xユーザーの国連広報センターさん: 「「食料を探すことが、死刑宣告になってはなりません」 #ガザで人々が食料を得ようとして負傷し、命を落としている状況を受け、アントニオ・グテーレス国連事務総長は強調しました。「ガザのパレスチナ人の苦しみが影に追いやられることを、私たちは決して許してはなりません」」 / X
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石津美知子
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