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メルマガ♯がんばろう、日本!         №314(24.10.1)
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「がんばろう、日本!」国民協議会
http://www.ganbarou-nippon.ne.jp
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Index 
□ 「裏金政治にNO」の民意を 政治不信から責任の民主化へ
 ●「裏金政治にNO」の民意を 正論は純度が高いほど威力を発揮する
《字数の関係で、以下は略》
●裏金政治を超えて 政治不信から責任の民主化へ
□ STOP GENOCIDE in GAZA! Do not stop talking about GAZA!
□ ガザ・フェイス〜私たちは数じゃない!〜@東京外語大
□ 囲む会/総会/関西政経セミナーのご案内
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「裏金政治にNO」の民意を
政治不信から責任の民主化へ
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【「裏金政治にNO」の民意を 正論は純度が高いほど威力を発揮する】
 立憲民主党の代表に野田佳彦氏が、自民党総裁には石破茂氏が選ばれた。とくに自民党総裁選では決選投票で高市氏を逆転して石破氏が選ばれたことで、「手続きを軽視せず公文書をいじらないという民主主義国家としての基本に、まずはもどってくれ」という常識の民意が、多少は反映されることが期待された。
ところが石破氏がまだ首班指名もされていないのに、10月中の解散総選挙を決めたという報道が流れている。(まだ首相ではない石破氏に衆院解散を表明する権限があるのか。それを疑問視しない報道も、政治権力の私物化を当然視していないか。)
「閉会中に国会に何の説明もなく総理をやめると言った岸田総理も、首班指名されていないのに衆議院解散すると表明するらしい石破総裁も、国会軽視が甚しいと思います」(西村ちなみ 立憲民主党衆院議員 @chinami_niigata)。
 総裁選期間中の討論会で石破氏は、早期解散を主張する小泉氏に反論する文脈で、「与野党の論戦の機会を設けて国民に判断材料を提供するのは政治家の責務」といった趣旨の発言をしていた。「本当のやりとりは予算委員会だ」とも語っていた。まさに正論だが、結局は「純度の低い」正論だったということだろう。
政権維持のために解散権を都合よく使うというやり方は、政治権力の私物化にほかならない(裏金政治の基盤)。「冷や飯」を食っていた石破氏もそれを批判していたはずだが、やはり「表紙を変えた」程度では、裏金政治の強固な構造は変わらないということだ。
逆に言えば「表紙を変えた」程度の刷新感らしさで、裏金、統一教会、モリカケ等を「なかったこと」にできると考えているなら、有権者も見くびられたものだ。(ちなみに裏金の実態解明に「取り組むべき」77%、「取り組む必要はない」15% 、自民党支持層でも「取り組むべき」は57%だが、総裁選候補者全員が再調査には消極的。毎日9/29)
これまでの自民党は、危機に直面したときに党内改革派、少数派が世論の支持を背景に主導権を握り、派閥間の疑似政権交代によって党を蘇生させてきた。田中金権政治批判の際の三木内閣や、自民党をぶっ潰すと言った小泉内閣などが代表的だ。今回の石破氏もその系譜に位置付けられるだろうが、まだその手が通用するのか。
「政治不信を招いた「政治とカネ」の問題解決は、残念ながら難しいだろう。裏金問題の再調査など、実効性のある対応をすれば、総裁選で支援を受けた議員の中から問題が噴出することにつながりかねないからだ。新政権が誕生し、衆院解散・総選挙となれば話題がそちらに奪われ、結党以来、解決できない問題として引き続き残るような気がする」(御厨貴 毎日9/28)。
 
正論は純度が高いほど威力を発揮する(「虎に翼」より)。疑似政権交代という「純度の低い正論」ではなく、主権者としての「純度の高い正論」が問われているのではないか。
「今回の裏金問題については、悪いことをした政治家を処罰するということはもちろんあり得ます。ただ、それは法的な責任、場合によっては道義的な責任、あるいは自民党内部の責任として問われることであって、むしろこの事件を受けて国民がどういう責任を取っていくのか、という流れを作っていくことのほうが、意味のある議論になるのではないかと考えています。
 一部には「こういう政治家を選んできた私たち有権者にも責任がある」という声が出ているようです。その際に考えたいのは、「これまで自民党に投票してきた責任を問う」ということではなく、今回の事件を受けたうえで「次はどうしますか」ということが問いかけられている、ということです。責任ということが過去に向かうのではなく、未来の選択をどう考えるのか、というところで考えてもらいたいと思います。~中略~
自民党の処分が不十分だという意見もありますが、それは自民党のなかの話です。自民党員や支持者の方はそういう批判も可能だと思いますが、一般の国民は処分が不十分だと評価するなら、それを自らの政治的意思や行動として示せばいいということでしょう」(鵜飼健史・西南学院大学教授 540号)。
(以下「日本再生」545号一面へ続く)
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選択的夫婦別姓と同性婚を進めない政治家のリスト https://yashino.me/
裏金議員リストhttps://news.ntv.co.jp/pages/uragane
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STOP GENOCIDE in GAZA! Do not stop talking about GAZA!
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【UNRWAへの寄付】
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ページ右上の「寄付」をクリック。
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●パレスチナのために日本からできること
Olive Journal | 市民がつくるパレスチナ情報サイト (studio.site)
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ガザ・フェイス〜私たちは数じゃない!〜
9月9日囲む会でお話しいただいた東京外語大・坂井さんからのご案内です。
================================== ガザ・フェイス〜私たちは数じゃない!〜
開催日:2024-10-05 (土) ~2024-10-21 (月) 08:00 ~ 20:00
場 所:研究講義棟1F ガレリア
「ガザ・フェイス〜私たちは数じゃない!〜」は,2023年10月からのガザ侵攻で亡くなられた方々の生前の写真とお名前をオンライン上に記録するプロジェクトです。
この度,その「ガザ・フェイス」日本語版の第一回ポスター展を開催します。
ガザ侵攻で亡くなられたパレスチナの人々の顔やお名前は,多くの場合主要メディアで報じられることはありません。代わりに,毎日死者数だけが更新されていきます。
パレスチナの人々には,抑圧や暴力を受ける,あるいは外部からの支援を受けるだけの存在ではなく,それぞれに顔や人生があります。誰かがつけてくれた名前があります。空手選手,詩人,大学生,農家さん…。厳しそうな皺をたたえて笑う人,無邪気に笑う子ども。
今回の展示では,そういった個々の人びとに焦点を当てたいと思っています。
また,『現代詩手帖』2024年5月号や,Passages Through Genocide(パレスチナの詩人や作家の言葉を集めた刊行物およびウェブサイト)から引用したパレスチナの詩人による詩も展示します。
パレスチナの人びとや歴史や文化や,イスラエルによる占領・虐殺が76年間にわたり続いているパレスチナの状況について,興味をもっていただくきっかけになれば幸いです。ふるってお越しください。
使用言語:日本語,英語
お問い合わせ先:asako[at]tufs.ac.jp ([at]を@に変えてください)
共催:TUFSパレスチナ連帯活動(主催),TUFSフィールドサイエンスコモンズ,Shkran,東京外国語大学大石高典ゼミ,東京外国語大学坂井真紀子ゼミ,東京外国語大学アラビア語専攻有志
協賛:(協力)東京外国語大学現代アフリカ地域研究センター, Gaza des Visages
上記の情報は現時点のものであり、修正等が入る可能性があります。最新情報は下記のURLよりご覧ください。http://www.aa.tufs.ac.jp/ja/event/upcoming#30677
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総会 囲む会 望年会のご案内
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●第19回総会【会員限定】
11月10日(日) 13時から17時
「がんばろう、日本!」国民協議会 市ヶ谷事務所+オンライン
(オンライン参加のご案内は後日)
【東京】
●東京・戸田代表を囲む会【会員限定】
 ゲストスピーカー 山田昌弘・中央大学教授
 テーマ 少子化 幸せな衰退?
12月3日(火) 18時30分から21時
 「がんばろう、日本!」国民協議会 市ヶ谷事務所
 同人 1000円  購読会員 2000円
●望年会
 12月15日(日) 16時から19時
「がんばろう、日本!」国民協議会 市ヶ谷事務所
【京都】
●第34回 関西政経セミナー
11月7日(木)1830~2100 キャンパスプラザ京都/2階 第一会議室
テーマ:覇権の終わりと新たな戦後(仮題)
~2024選挙イヤー~米大統領選挙etc.~を振り返る
 講師・吉田 徹 同志社大学教授(比較政治学・欧州政治)
事前テキスト『アフター・リベラル~怒りと憎悪の政治』(講談社現代新書)
 会費:2,000円(学生無料)
●望年会in京都』
12月22日(日)1600~1900 キャンパスプラザ京都/会議室(予定)
~2024年を振り返り、2025年を望む~
参加費4,000円(会場費・軽食・飲み物代)学生2,000円(予定)
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石津美知子
「がんばろう、日本!」国民協議会
http://www.ganbarou-nippon.ne.jp