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メルマガ♯がんばろう、日本!         №311(24.7.1)
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「がんばろう、日本!」国民協議会
http://www.ganbarou-nippon.ne.jp
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Index 
□ フォロワーシップのせり上がりを、さらに前へ
 ●「私の意思表示」から始まる民主主義
《字数の関係で、以下は略》
●私たちはどんな社会を望むのか 財政ポピュリズムを超えて
□ STOP GENOCIDE in GAZA!
□ 囲む会/総会/関西政経セミナーのご案内
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フォロワーシップのせり上がりを、さらに前へ
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【「私の意思表示」から始まる民主主義】
 都知事選の風景が、これまでとは少し変わってきている。「選挙ジャック」と称したり、「選挙はビジネス」と公言するような脱法行為の数々(法令違反に問われるべき事例も)の一方で、市民による一人街宣やスタンディングが、各地で見られている。
一人街宣やスタンディングは政党や団体の呼びかけや動員とは無縁に、市民が「私の意思表示」として駅前や街角に立つというスタイル。2022年杉並区長選挙のころから始まり、入管法改悪反対などでは全国各地で行われるようになり、昨年秋からはイスラエルによるパレスチナ侵攻への抗議としても各地で継続されてきた。
 「今だけ、カネだけ、自分だけ」から生まれた政治不信の肥大化を養分に、「選挙はカネもうけの手段」と公言してはばからないものが表に出てきた一方、既存政治から排除されてきた政治不信(投票箱に収まらない民意)のなかから、「主権者として」政治を動かそうとする意思表示が始まったといえる。言い換えれば、これまで「政治不信」と一括りにされてきた構造のなかに、主体的な分岐が走り始めていると言えるのではないか。
「日本は政府への信頼度がかなり低い。そのうえ、現在は内閣支持率や与党支持率の記録的な低水準が続き、政治不信が高まっている。だが、その「性質」は大衆社会に普遍的に観察される政治的無関心や、コロナ禍で強制より自粛を選んだ風潮と同じではない」(重田園江 日経新聞5/24「経済教室」)。
「(現在生じている政治不信では)特権者としての政治家や政治集団がターゲットとなっている。彼らの特権の裏側には、その犠牲となりながら理不尽な現状から逃れられない弱者の存在がある。
(コロナ禍の自粛警察のような)人々が世間の目を気にして身近な人のズルを取り締まるのではなく、政治的な特権者に怒りの矛先を向けるとき、つまり横から上へと視線を向けかえるとき、政治は大きく動き、変革を余儀なくされるだろう。上への怒りは、戦後日本の根底にある社会構造の理不尽を直視することを伴うからだ。その意味で目下の政治不信は、政治的な変革のきっかけとなる大きな力を秘めているのではないか」(同前)
「戦後日本の根底にある社会構造の理不尽を直視する」眼差しは、〝いのちとくらし〟の当事者性に根差している。「政治には何も期待できない」とあきらめたとしても、自分の〝いのちとくらし〟の当事者であることまで、あきらめるわけにはいかない。だから「私の意思」として声を上げると。
「あきらめるわけにはいかない」という主体的意思が〝小さなさざ波〟として表れたのは、昨年の統一地方選だろう。現象的には女性議員の増加という形で(まだまだ少ないけれど)。それと並行して、入管法改悪やLGBTQ理解法、結婚差別、選択的夫婦別姓など人権に関わる問題について当事者のみならず、共事者として「あきらめるわけにはいかない」という意思を示す、という〝小さなさざ波〟が続いてきた。
自民党と岸田政権の支持低迷は裏金問題だけではなく、こうした「戦後日本の根底にある社会構造の理不尽を直視する」眼差しにもよる。(裏金問題も単なるスキャンダルではなく、自民党政治の構造的理不尽にほかならないということも含め。)
こうしたフォロワーシップのせり上がりを、さらに民主主義の深化のための原動力へと発展させていくために何をなすべきか。都知事選挙のなかから、その手がかりや教訓をどうつかんでいくことができるか。
【私たちはどんな社会を望むのか 財政ポピュリズムを超えて】
(以下「日本再生」542号一面へ続く)
●参照 Standing with R(@Standing_with_R)さん / X (twitter.com)
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STOP GENOCIDE in GAZA!
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●パレスチナのために日本からできること
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東京・戸田代表を囲む会 特別編【会員限定】
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□東京・戸田代表を囲む会 特別編【会員限定】
 「都知事選のふりかえり」(仮)
 7月11日(木)18:30~21:00
 「がんばろう、日本!」国民協議会 市ヶ谷事務所
●オンライン配信
申し込み 0711囲む会 特別編 - Google フォーム
締め切り 7月10日 18時 
7月10日 18時以降に申し込みのあったアドレス宛にZOOMのURLをお送りします。
アドレスの誤記にご注意ください。
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第221回 東京・戸田代表を囲む会【会員限定】
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□第221回 東京・戸田代表を囲む会【会員限定】
 8月4日(日) 14:00~17:00
 ゲストスピーカー 岡田知弘・京都橘大学教授
 「民営化40年の総括と『公』の再建」
 「がんばろう、日本!」国民協議会 市ヶ谷事務所
 同人 1000円  購読会員 2000円
●オンライン配信については後日
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第18回 総会【会員限定】
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□第18回 総会【会員限定】
 「統一地方選~都知事選、フォロワーシップのせりあがりをさらに前へ」
 8月18日(日) 13:00~17:00
 「がんばろう、日本!」国民協議会 市ヶ谷事務所
●オンライン配信については後日
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第33回 関西政経セミナー
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□第33回 関西政経セミナー
 9月20日(金) 18:30~21:00
 ゲストスピーカー 岡田知弘・京都橘大学教授
 「民営化40年の総括と『公』の再建」
 キャンパスプラザ京都 2階 第3会議室 
 参加費・2000円(学生500円)
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石津美知子
「がんばろう、日本!」国民協議会
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