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「がんばろう、日本!」国民協議会
http://www.ganbarou-nippon.ne.jp
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Index 
□切れ目のない民主主義を鍛えよう
変容する国際環境、深化する立憲民主主義の当事者性
◆立憲民主主義の当事者性 主体基盤が形づくられつつある
◆公共空間、言論空間を鍛えよう 「凡庸の善」で考え続ける

□お知らせとご案内 「凡庸の善で考え続けるために」
◆東京・戸田代表を囲む会
「変貌する安全保障環境における『専守防衛』と自衛隊の役割」(仮)
◆シンポジウムin京都
「地域経済を起点に持続可能な経済を展望する」

□反立憲・非立憲の政権にストップを
 
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切れ目のない民主主義を鍛えよう
変容する国際環境、深化する立憲民主主義の当事者性
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●立憲民主主義の当事者性 主体基盤が形づくられつつある
 安保法が参議院本会議で可決・成立した一ヶ月後の10月19日夕刻、国会前には主催者発表で9500人の市民が集ま り、「戦争法案廃止」「安倍内閣退陣」の声をあげた。今後も毎月19日に抗議行動が続けられる。法案成立後も各地のデモや集会は続いてい るし、学者の会やSEALDs、高校生の運動も続いている。「切れ目のない民主主義」という民意、立憲民主主義の基盤が形づくられつつあ る。

「奥田 法案が通ってしまったのは確かだし、『本当に止める』っていうフレーズを使ってきたのもその通りなんですけ ど。でも、引き続き延長戦なんですっていうか、闘いはずっと続いている。どこまでを民主主義のアリーナと考えるかによって――議会制民主 主義のルールの中では確かに負けたけど、他方でわれわれ自身が主権者になるための戦いだという意味では、いまも延長戦のさなかにあるん じゃないか。
 〜中略〜『最高責任者は私です』『私は総理大臣なんだから正しいんです』って言っちゃう首相に対して、おかしくない ですか? って言っていくことは、法案そのものとはまた別で、問われているのはずっと主権者としてのわれわれなんですよね」 (「SEALDs 民主主義ってこれだ!」大月書店)

 「民主主義ってこれだ」というコールに込められているのは、議会制民主主義の機能不全に対するあきらめや失望ではな く、「私たちの民主主義をもう一度、ここから始めよう」という連帯だ。投票箱に収まらない民意、選挙に限定されない政治参加、それらが行 動的に可視化されてきた。法案成立はひとつの区切りではあるが、私たちの民主主義は切れ目なく続いていく。主権者になることを止めないか ぎり。

「――安保法案が成立した今、政府や国民はこの問題にどう向き合っていくべきでしょうか。
(山元) まず、基本的なところですが『民主主義って何なんだろう』ということを問い直す必要があります。多元的な意 思決定システムがなければなりません。例えて言うと、会社のコーポレートガバナンスでも同じではないでしょうか。トップの暴走を止められ ないと会社自体が潰れてしまう、ということです。
 他方、『決められる政治』が求められるのも全くおかしなことではありません。ルールによって守ろうとする『法』と、 変化していく状況に対応しようとする『政治』のそれぞれの領分を踏まえた上で、両者のよき関係≠どう構築していくか、考えなければい けない。
 具体的に言えば、さきほど言った憲法裁判所創設の可能性(政治に法を守らせる仕組みのひとつとして/引用者)を考え るのも一つですね。もちろん、選挙以外の場で示される国民の世論も重要です。『デモに来ているのはわずか数万人しかいない』というのは、 非常に見くびった物言いだと思います。手間隙をかけてデモまで行った人が数万人いたのなら、同じように思っている人が、その裏に数百倍、 数千倍いると考えるべきでしょう。メディアの独立性を守るのも重要です。政権の顔色を窺わないと報道ができないとか、報道番組が作れない とかいったことが起こってはいけません。よもやないとは思いますが、もちろん選挙妨害などがあってもならない。

 〜中略〜そして、1回の選挙で終わりではありません。1回で片が付くという考えは、シンプルで人々の心に入りやすい ところがあります。しかし、以前に私は『選挙独裁』という言い方をしたことがありますが、政府が一度の選挙で勝ったら全部終わり≠ニい う考え方を採るのは、非常に短慮で不適切です。
 そうやって、議論を深めながら何度も選挙が行われる中で、国民の多くが『反対だ』と言うのであれば新安保法は廃止さ れる。逆に、もしも政府の主張に対する国民の支持が安定的に獲得されれば、新たな憲法解釈が次第に正当なものとして受け入れられてい く。〜そのようなプロセスを積み重ねていくことが、まさしく健全な民主主義の実践である、と言えるでしょう」(山元一・慶應大学教授 ダ イヤモンドオンライン10/15)

 こうしたプロセスの一歩として、来年の参院選ではまず、政府与党の暴走をブロックできる参院の議席(与党過半数割 れ)を目指すことが必要だ。そのためには野党の選挙協力が不可欠だが、それは何よりも「切れ目のない民主主義」の民意に応える、という土 台の上ではじめて成り立つ。代議制民主主義とは、私たちの民意を議院においていかに再現させるか、ということだ。「言うこと聞かせる」の は私たちであって、それにどう答えるかが政党には問われている。

 依存と分配のユーレイによる「お任せ民主主義」、その裏返しとしての「政治不信」、そこから登場したのが安倍政権 だ。低投票率と小選挙区制のマジックで、民主党政権に替わった09年総選挙よりも、自民党は得票を減らしているにもかかわらず議席数では 圧勝した。
 政党を自分がバッジをつけるための道具、くらいにしか考えていない根無し草の野党では、一度の選挙で勝ったら全部 終わり≠ニいう与党に太刀打ちは効かない。これも安倍政権のおかげではっきりした。こうした既存政党の体たらくも肚に収めたうえでなお、 「それにもかかわらず」(マックスウェーバー「職業としての政治」)という主権者であり続ける、そのための勇気を持とう。

 路上から始まった「切れ目のない民主主義」、そして地域自治、住民自治のなかから育まれている自治の力―主権者にな るための、主権者であり続けるための民主主義のアリーナは、こうして目の前に広がっている。何度でも、私たちの民主主義を始める。今日に 至る民主主義のための長い歴史を受け継ぎ、未来の世代とともに生きるために。

(以下「日本再生」438号 一面へ続く)
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囲む会・シンポジウムのご案内
「凡庸の善で考え続けるために」
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《東京・戸田代表を囲む会》
「がんばろう、日本!」国民協議会 事務所(市ヶ谷)
参加費 同人会員1000円/購読会員 2000円

●第152回
「変貌する安全保障環境における『専守防衛』と自衛隊の役割」(仮)
11月5日(木)1845から2100
ゲストスピーカー 柳澤協二・元内閣官房副長官補 (安全保障・危機管理担当)

●第153回
「松阪市政六年間をふりかえって」(仮)
11月11日(水)1845から2100
ゲストスピーカー 山中光茂・前松阪市長 

《シンポジウムin京都》
「地域経済を起点に持続可能な経済を展望する」
 11月14日(土)午後
 会場 キャンパスプラザ京都 5階第一講義室
 参加費 1000円
 パネラー/岡田知弘・京都大学教授 佐無田光・金沢大学教授
      鋤柄修・中小企業家同友会全国協議会会長
      藤井正・京電協相談役、高岡裕司・吉田ふるさと村社長 ほか
共催 「がんばろう、日本!」国民協議会 全京都建設協同組合

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「切れ目のない民主主義」で、反立憲・非立憲の政権にストップを
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11/8  安保法制に反対する高校生原宿デモ  1300から 原宿
    T-nsSOWL(Teens Stand up to Oppose War Law)     http://twitter.com/teensSOWL     http://teenssowl.jimdo.com/

11/13 立憲デモクラシー講座  1830から 早稲田大学
   立憲デモクラシーの回による連続10回講座の第1回目
   講師 石川健治・東大教授
   詳細は  http://constitutionaldemocracyjapan.tumblr.com/

11/19 私たちはあきらめない 国会前抗議行動 1830から 国会正門前
    総がかり行動実行委員会による月例行動

ほかにも各地でさまざまな取り組みが。
また11/22大阪ダブル選挙にむけて @SEALDs_Kansai @SADL_OSAKAなどが発信中

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石津美知子
「がんばろう、日本!」国民協議会
http://www.ganbarou-nippon.ne.jp