電子瓦版(転送はご自由にどうぞ) ━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━ メルマガ♯がんばろう、日本! 110(08.1.10) ━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━・━ 「がんばろう、日本!」国民協議会 http://www.ganbarou-nippon.ne.jp ================================== ▼ index □ 第五回大会速報 「パブリックの輿論の力で、健全な政権選択選挙へと迫(せ)り出そう」 □ お知らせ ================================== □第五回大会速報 パブリックの輿論の力で、健全な政権選択選挙へと迫(せ)り出そう 新年早々の一月六日、「がんばろう、日本!」国民協議会第五回大会を開催。記念シンポジウム(第一部、第二部)、新年会に約300名が参加して、「転換の年」を切り開く主権者運動の行動指針を共有した。 〇七年末には、核保有国であり「テロとの戦い」の最前線であるパキスタンの政情が不安定化、〇八年は原油1バレル100ドル、NYダウの急落を受けた東証大発会は戦後最大の下げ幅というなかで幕をあけた。まさに「内外政治の激動的動き」(「日本再生」344号・新年号)の始まりである。 こうした激動が意味しているのは、国際的な政治経済のシステム、ゲームのルールが、旧い時代のものから新しい時代のものへと変わったことである。冷戦終焉から20年弱を、移行期の試行錯誤として対応してきた側は、その総括から新たなルールや秩序、システムを推進しようとする。反対に、旧いシステムの延命・先送りとして対応してきた日本にとっては、「失われた20年」であった。この間に、一人当たりのGDPは世界第2位から第18位へと急落した。 この激動に対応できなければ、健全な政権選択選挙は困難となるという情勢の下で、「健全な制限選択選挙を準備するための障害物をいかに取り除いていくか」という主権者運動の行動指針を共有する。これが第五回大会の組織目的である。 第一部は「転換期の歴史的教訓を踏まえ、政党政治の知恵を」と題して、中西寛・京都大学教授、前田武志・参院議員、戸田政康・代表による鼎談。国際政治・経済の枠組みが大きく転換するときに政党政治が頓死した1920-30年代の教訓を交えながら、来るべき総選挙を「健全な政権選択選挙」とするための課題や、「不健全」になる可能性をいかに潰していくかなどが語られた。 激動に「準備なく」対応せざるをえないからこそ、「ないものねだり」のカラ元気や自暴自棄、その裏返しの「へたり込み」ではなく、重心を低くして「あるもの磨き」の知恵を出し合う相互連鎖が不可欠になる。 第二部のパネルディスカッション「地方政府の時代の議会改革とは」は、「肝心なときにへたり込まないために、自治の力をいかに強化するか」というところから始まった。福嶋浩彦・前我孫子市長の問題提起を受けて、各地方議員の同人が、先の統一地方選での会派マニフェストの取り組みが、どのように実践的に展開されているか、そのなかで議会改革にどのように取り組んでいるか、が報告された。 「議会改革」の課題は、すでにさまざまな形で整理されている。問題はそれを誰が、どう実行するかであり、そのための障害や困難をどう取り除くか、その知恵をどう絞っていくか、ということに尽きる。まさに「ないものねだり」(先進自治体に比べて、いかに遅れているか、現状がヒドイか)ではなく、「あるもの磨き」(まず現行の仕組みを使いこなせ!)の知恵と、それを出し合う仲間づくりが試されることが、壇上およびフロアからの同人議員の発言・報告から伺われた。 第二部パネラーは、福嶋浩彦・我孫子市長、堀添健・川崎市議、隠塚功・京都市議、白川秀嗣・越谷市議、布施健太郎・千葉県議、花崎広毅・千葉県議、花輪智史・東京都議。 開会の辞では、手塚仁雄・前衆院議員が、「敵失や足の引っ張り合いではなく、『希望』を語って、国民が託してみようと思う、そういう政権交代を目指したい」と決意を語り、閉会では久野晋作・我孫子市議が、「がんばろう、日本!」国民協議会は愚直に主権者運動を推し進めようと集約した。総合司会は野上ゆきえ・東京都議。 続いて行われた新年会の司会は、上杉裕之・世田谷区議、三葛敦志・国分寺市議。上杉区議のファンファーレで開会の後、並木正芳・衆院議員、環境大臣政務官、前田武志・参院議員、福嶋浩彦・前我孫子市長などからのご挨拶。五十嵐文彦、手塚仁雄・前衆院議員より、総選挙への決意をこめて「乾杯」のご発声。大会にむけて地方から参加した同人会員、各地の読者会メンバーが、代わる代わる登壇して活動報告&08年の決意を述べた。締めくくりは、大会スタッフとともに久野・我孫子市議の一本締めで。 (写真はhttp://www.ganbarou-nippon.ne.jp/index-diary.html) □ お知らせ ◆日経新聞1/9「経済教室」に中西寛先生の論文が載っています。記念シンポ第一部でのお話の続き、という意味合いでも、的確な論考だと思います。ご参照を。 ◆アメリカでは、大統領候補選出のための予備選が大いに盛り上がっています。アメリカの草の根民主主義の底力を知るうえで、以下のレポートが大変参考になります。 http://www.tkfd.or.jp/research/sub1.php?id=47 ******************************* 石津美知子 「がんばろう、日本!」国民協議会 http://www.ganbarou-nippon.ne.jp TEL 03-5215-1330 FAX 03-5215-1333 |