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 メルマガ♯がんばろう、日本!         ・10(01.05.25)
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▼index

 ■小泉旋風の前に「吹けばとぶよな、ケチな」候補者、ゆるがぬ候補者
  〜都議選の風景〜
  □第一場  自称・選挙のプロたちの会話
  □第二場  普通の有権者の会話

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 ■小泉旋風の前に「吹けばとぶよな、ケチな」候補者、ゆるがぬ候補者
  〜都議選の風景〜
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 都議選の、とある選挙区での風景(著名人以外、個人名、団体名などすべて架
空のものです)。

 □自称・選挙のプロたちの会話
「ハンセン病での『控訴せず』、あれは効くなァ。小泉の支持率はあれで10ポイ
ントは上がるんじゃないかって、民主党あたりは戦々恐々らしいな」
「石原都知事は、小泉に衆参同日選を提案したっていうし。うちは党大会の時に
ビラまきまでして党改革を訴えたんだ。胸はって小泉与党でいけるよ」(自民
党)
「おかげでうちは、とんだ逆風ですよ。議員連中からは、こうなりゃ小泉支持で
いくしかない、なんて声もあがっているようだし…」(民主党)
「この間、労働組合のほうから『お宅の◯◯候補、小泉の応援してるそうだね、
困るんだよね〜』なんて言ってきたんですよ」(民主党)
「風なんか頼りにせず、政策を訴えて地道に支持を広げる以外に、“特効薬”な
んかないですよ」(自由党)
「そういや、MYY労組はうちに名簿を提供してくれると言っていたけど、全然
だな」(民主党)
「そりゃあね、小泉人気で自民党はほぼ全員当選するだろうし、公明も候補をし
ぼって背水の陣だから、なんとかいく。そうなると残りの□席を、民主XY、無
所属AB、ネット、自由で争うことになるわけだから、民主党が共倒れになるよ
りは、一人に絞ろうってことで動き始めているわけだよ」(自民党後援会長P)

「おそらくな。おまけに無所属Aは、千葉県知事選挙で堂本さんについたグルー
プだから、労組のほうは意地でもそっちを当選させたくないんだろうよ」(民主
党事務局長Q)
「小泉人気の前に、早くも生き残りのための足の引っぱりあいが始まったってと
ころかね。普通そういうことは、終盤戦で始まるんだけどねぇ」(自民党事務局
長R)
「おいおい民主党のXさん、がんばってくれないと困るよ。参院選の結果次第じ
ゃ、公明さんとバイバイして、民主党に手をつっこんで連立組み替えをやるって
シナリオもあるんだから。民主さんにそう簡単に減ってもらっちゃ困るんだよ」
(自民党)
「やっぱ、うちはXに票を一本化したほうがよさそうですね。この小泉旋風じ
ゃ、とても二人当選は無理ですよ。」(労組選対)
「既成政党の足の引っぱり合いが、早くも始まったな、よしよし。これで普通の
有権者がイヤ気がさして投票率が40%を切れば、うちが勝負をかけられる」(無
党派の必勝請負人)

 □普通の有権者の会話
「あの人たち、肝心なことを忘れちゃいませんかね」
「『選挙屋』『選挙ブローカー』が、事務所の奥でこそこそやってる情勢分析っ
て、あんなものなんですね」
「あの人たちが言っているのは、投票率40%以下の世界での話ですよ」
「そうそう。無党派が『風』になれるのは、投票率が四割を切るような時なんで
すよ(メルマガ09参照)。当然、その前提は二〜三割の業界・団体の利害関係
票・動員票しか動かないという時なんです」
「つまり国民主権が発揮されない世界ではじめて、無党派票の気まぐれが意味を
持つってわけ。投票率が五割を超えれば、つまり自覚的な有権者が投票率を5ポ
イント上げて、それにつられて普通の有権者が投票に行くようになって投票率が
五割を超えると、利権票はもちろん、無党派票の気まぐれも飲み込めるって寸法
なのよ」
「だから、国民主権が見えないで、投票率40%以下の世界で『票読み』や『情勢
分析』やってるオヤジやマスコミは、業界・団体票やアンチの無党派票という
『組織票』ばかりに目がいくんだね」
「たしかにそっちの世界じゃ、小泉人気にあおられて、足の引っぱり合いが始ま
ってるんでしょうよ」
「小泉旋風の前に、吹けばとぶよな何とやら…」
「国民主権がはっきり見えていれば、小泉旋風なんかじゃゆるがないよ。『小泉
がんばれ、自公を落とせ』『自公過半数割れから新しい政治のドラマの幕を開け
よう』ってね」
「この前の都議戦の投票率は40%、その前青島知事が当選した時が51%、細川ブ
ームの時は58%。政治のドラマにどう参加するかがはっきりしている時には、都
議選の投票率は高いってことだ」
「だから投票率が勝負なのッ。40%以下の世界で票読みしてたって、ホンモノの
有権者は見えて来やしないって」
「たしかに50%を超えると組織票は苦しくなるでしょうね。でもあんまりあがっ
ちゃうとどうなのかな。勘違いの人も相当いるんじゃないの」
「いーじゃん。『あれっ、なーんだ、小泉サンは立候補してないの〜』っていう
勘違いなら、投票所で見比べて小泉のイメージにマッチするような候補者が自公
にどれだけいると思う? 見た目で勝負するならこっちの勝ちだね」
「要するに投票率を上げればこっちは有利になる。小泉が総裁選で勝ったのだっ
て、一般党員と国民に訴えたからだ。国民主権の発揚が有利になるものとそうな
ればなるほど不利になるものと。その違いをはっきりさせる意味でも『小泉がん
ばれ、自公を落とせ』だな」
「だから『小泉さんや真紀子さんをいじめるな』って野党に言ってるご婦人たち
にも、『だったら自公に投票しちゃダメですよ』って言わなくちゃいけない」
「野中さんや鈴木宗男さん、青木さんなんかにも、『小泉さんや真紀子さんをい
じめるな』って言わないと、不公平じゃないですかって、この間言ったんです
よ。そしたらさっそく、電話したって」
「政治意識の高い『支持政党なし』層には、自公過半数割れから新しい政治のド
ラマの幕を開けようということを、きちんと言わなくちゃいけないな」
「そして小泉さんになんとなく期待しているという人たちには、だからこそ『真
の敵』を葬り去るために、投票に行こう、自公を落とせ、と」
「いずれにしろ、われわれの一票を有効に使おう!ってこと。 投票率五割以上
をめざさなくちゃ」
「ホンモノの改革派は、国民主権の『神話』を信じ、それを現実のものとするた
めに戦うものなりってね」
「小泉旋風の前に始まる足の引っぱり合いの世界とは、投票率が上がると不利に
なる世界なり。国民主権の発展のために戦う者は、それに巻き込まれずに、正面
から有権者の自覚に訴えていく」

□◆□◆お 知 ら せ◆□◆□
《6月講演会》
「参院選をかく戦う」
6月12日(火) 午後6時30分より
カンダパンセ(「水道橋」西口より徒歩5分)
達増拓也・衆院議員(自由党)/原口一博・衆院議員(民主党)
※改革派若手議員に、参院選とその後について展望と抱負を語ってもらいます。

 
《「囲む会」など》
牽牛倶楽部  6月 9日 13:30〜 民主統一同盟東京事務所
囲む会(千葉)6月17日 16:00〜 千葉パルルプラザ
※オブザーバー参加、歓迎します。

《関西政経セミナー》
  6月3日  14:00〜 ニューオオサカホテル
  講演/中西寛・京都大学助教授/戸田政康・民主統一同盟代表
  懇親会/18:00〜  会費・10000円(講演会・懇親会)


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お申込みは、http://www.ganbarou-nippon.ne.jp より



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石津美知子 Email:ishizu@ganbarou-nippon.ne.jp
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