電子瓦版(転送はご自由にどうぞ)
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メルマガ♯がんばろう、日本!         号外(06.3.8)
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●緊急告知

あす(3/9)発売の週刊文春に「前原民主を支援する『極左テロ集団』」というタイ
トルで、「がんばろう、日本!」国民協議会および戸田に対する中傷記事が掲載され
ます(4ページ)。
(ご丁寧に「極左・・・」の前に小さく「元」といれてある)

内容は、
@民主党は「ガセメール」どころではない爆弾を抱えている。それは「がんばろう、
日本!」国民協議会との関係だ、との書き出しで、民主党議員が何人も機関紙に登
場、なかには政治献金を受け取っている者もいる。
A「がんばろう、日本!」国民協議会とはなにものか。じつは元マル青同でこれは極
左、そのうえ岡山大学で「内ゲバ」を起こした。←このあたりは「公安筋によると」
とか、極左に詳しいジャーナリストの話、としている
B平野貞夫、中西輝政、愛知和男秘書などに取材した話をいろいろ並べて「うさんく
さい団体」というストーリーをつくり
C極左の「偽装転向」「潜り込み戦術では」とし、「相手をよく調べもせずに政治献
金までもらっているセンセイ方、これでは第二の永田事件が起きても不思議ではな
い」としている。

●こちらで把握している事実経過

3/4(土)に東大和に文春の記者を名乗るものが「戸田の話を聞きたい」と来訪。
3/6(月)に同編集部「中村」なる記者が東京事務所に来訪。取材を断る。週末にあ
ちこちに「取材」をかけていたことが、それぞれの人からの連絡で判明。東京のみな
らず地方にも「取材」に出向いており、相当大掛かりにやっている。月曜日には議員
会館を回り歩いたもよう。同夕、再び別の記者(氏名不詳)が来る。
3/7(火)朝。取材依頼のファックス。ここで「民主党とがんばろう〜の関係」を記
事にしようとしていることが判明。同じ記者が来訪、取材を断る。
3/8(水)ゲラ入手

●この件の政治組織性格について

永田メール事件をきっかけに、民主党をおもしろおかしく揶揄しようとしていたとこ
ろに、「がんばろう、日本!」国民協議会という「格好の材料」をみつけて飛びつい
た、というところだろうが、戸田の活動をつかって政治不信を煽る――「政治はまじ
めなもの」「小さき無償の戦い」というところにようやくきている基盤をふみにじろ
うとする、という悪質極まりない所業。
これだけ大掛かりな「取材」を(地方にも出向き、議員や知事にもファックスを送
り、学者、専門家のところまで出向き)しているところからすると、「がんばろう」
および戸田の活動が社会的な認知を得ることに対する、政治的妨害の意図、ジェラ
シー、反発が相当渦巻いていると思われる。
自民党でもうちの活動を分っているほうは、「政治文化を変える」ことは与野党をと
わず共通の課題でありその土台があってこそ政党政治が機能すると考えているから、
協力する意思はあっても妨害する政治意思は働かない。与野党問わず、それが分かっ
ていないほうから妨害の政治意思は生まれるし、「主権者の責務」を分りたくない無
党派分解からジェラシーや反発が生まれる。それらが、何かの意図があって、ではな
くて相互連鎖でうごめいている。
一方で有権者のなかからも政治不信にならずに、「コモンズ」「パブリック」という
ことに主体的に反応する社会的条件が生まれつつあるからこそ、こうした相互連鎖の
うごめきが、「反動」として顕在化した(きっかけはメール事件)。

03年総選挙(民主党・比例バブル)の前後から、一定の主権者の前進に対して、それ
に水をかけるように、うちの活動を使ったこうした「反作用」が幾度か繰り返されて
きたが、今回は「地域」「対象」を限定せずに、国会議員も含めたその他大勢を巻き
込んだキャンペーン。「がんばろう」の活動に対する直接的な打撃(講演会講師の辞
退など)とともに、民主党内でも陰に陽に執行部批判の材料にも使われることだろ
う。

以上が、週刊文春事件の政治的組織的性格。

●これは「がんばろう」をさらに社会的に広めるチャンス!!

逆にいえば、この件への反応を見ることで、主権者運動の基盤整備というコモンズに
対して、本当にまじめなのは誰か、口では「まじめ」でもこうした無党派主義の罵詈
雑言に対して「自己防衛」になり「口をつぐむ」のは誰か、パブリックの活動を地位
や損得でしか見ていないのは誰か、そういうことをはっきりさせるリトマス試験紙に
なる。

「世のため、人のため」「パブリック」ということに何かを感じている人、戸田の生
きざまに何かを感じている人は、今回の「取材」にも応じていないか、きわめて原則
的に対応(主権者運動だ。機関紙を読めばよいetc)している。つまり、こうしたゲ
スの勘ぐりに巻き込まれないだけの主体性は持っている。
あるいはそれなりの会社経営くらいをしていれば、「われわれの世代にはこうした活
動をしていた人は大勢いる。私だってそうですからね。過去がどうこうではなく、今
の人として私はお付き合いしているんです。これからももちろんですよ」と答えるだ
けの主体性は、世代の知恵として持っている。

しかし、生まれはじめた「主権者意識」は、無党派主義・政治不信と戦ってここまで
きたのではない。総無責任連鎖の行き着く先を垣間見て「あれじゃいけない」と思
い、自分も少し反省しなければ、ということでしかない。それが、無党派主義・政治
不信がまきちらす不条理と戦う力(小さき力)にまでなれるのか、その試練として受
けて立つ以外にない。

残念ながら、これだけの誹謗中傷記事でも、取材に応じた人たちが全員「自分の言っ
たことと違う」と証言するようなことでもなければ、名誉毀損にも何にもならないだ
ろう。「マスコミ」をカサにきた卑怯きわまりない所業であるが、これは社会―主権
者によってしか裁けない犯罪だ。

この間にも、越谷の選挙、鳳来町―新城市の選挙、都議選(当選後)などで、この類
のキャンペーンが行われてきた。しかしそれによって、主権者運動の確信がぐらつい
たことはなかった。(鳳来―新城の選挙:岡大事件の当事者である穂積の町長選挙、
市長選挙。いわゆる「マル青同・岡大」キャンペーンが張られたが、いずれの選挙も
圧勝。市長選では警察がキャンペーン当事者に「バカなことはやめろ」と説教したく
らい。)
今回はこれが地域や対象を限定せず、国会議員も含めてその他大勢を巻き込む形に
なった。ここで、「バッジをつけない主権者」全般が飛躍する―政治不信・無党派主
義の撒き散らす不条理と戦う小さき力になる―かどうかが問われている。
「内なる政治不信との戦い」ではなく、パブリックのための活動を蹴散らそうという
不条理と戦うこと、それなくして政治不信・無党派主義を断ち切ることはできない。
コモンズの悲劇は「自分がやらなくても誰かがやってくれるだろう」というところか
ら始まるのだから。

●乞うご期待

わざわざ「文春」を買って読むのはあまりにもバカらしい。原文を読みたい人には
ファックスで送りますので、その旨連絡をください。こんな記事で販売部数が増える
ことほど、くだらないことはないので。
文春のおかげで、これまで戸田および「がんばろう」を知らなかった人も知ることに
なります。これは機関紙拡大のチャンスですから、ぜひ活用しましょう。
3月14日の講演会では、時間が許せば(格差問題は重要なので、時間がギリギリにな
るかもしれない)戸田代表がこの件についてコメントします。また二次会もあります
ので、乞うご期待!


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石津美知子 ishizu@ganbarou-nippon.ne.jp
 「がんばろう、日本!」国民協議会
http://www.ganbarou-nippon.ne.jp
TEL:03-5215-1330 FAX:03-5215-1333