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▼index

□予備選は小泉圧勝で、「永田町の論理」を吹き飛ばそう
□李登輝氏へのビザ発給は、民主的主権国家として当たり前のこと

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  予備選は小泉圧勝で、「永田町の論理」を吹き飛ばそう
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 千葉に続けとばかり、秋田県知事選挙もダブルスコアで、非自民の寺田氏が圧
勝した。投票率も、前回より4ポイントほど増えて73%。都市部だけではなく地
方においても、自民党は有権者から見捨てられる存在になりつつあることが、さ
らにはっきりした。とくに秋田は、村岡総務会長の子息ということで、橋本派議
員が次々と「応援」に入り、総力戦を展開した。しかし業界団体のしめつけで集
められる票は、ますます減る一方。
 同様のことが、総裁選でも起こっている。読売新聞(4/17)の党員アンケート
によれば、これまで橋本派が圧倒的に掌握していると言われていた、業界団体な
どの職域党員のところですら、小泉氏がかなり優勢になっている。予備選で小泉
氏がどこまで優位に立つのか。圧勝した場合、国会議員による投票によってそれ
を抑えつけることができるのか―焦点はここへ移りつつある。
 橋本氏が予備選で獲得できるのは10県前後と予想され、橋本派は早くも決選投
票に照準を合わせている。堀内派がもたつきながらようやく橋本支持を決めた
「決定打」は、古賀幹事長の続投確約のようだ。「閣僚人事は首相が決めるんじ
ゃない(「政治主導」のための政治改革って、ありましたよネ?)。誰が総理に
なろうと閣僚を決めるのは派閥であり、(江藤・亀井派では)亀井静香です!」
と豪語する亀井氏も、決戦投票でキャスティングボートを握り、自派をどれだけ
高く売り込めるかに賭けている。
 予備選での小泉優位は、必ずしも改革を意味してはいない。党員アンケートで
は、政策上は積極財政支持派のなかでも、小泉支持が優位だ。生き残るために
は、それしかないということだ。つまり、民意との関係で生き残りを図るのか、
派閥力学で動くのか。総裁選はその分岐点に来つつあるようだ。
 ここはひとつ、自民党員でない国民は、自民党員に対して「勇気をもって小泉
に投票しろ」と言おうじゃないですか! 派閥力学の前に屈するのではなく、国
民主権―民意に向って飛び下りろ、それが生き抜くすべだと。
 都議選、参院選での自公過半数割れから、次なる政界再編が(民主党も巻き込
んで)始まりそうな情勢だ。これを国民主権―有権者再編をめぐる再編としてす
すめる(国民主権の渦を恐れないものと、泣きを入れたり、ろう城戦になったり
するものという軸をすえきる)ために、民意に反応して生きようとするものと、
権力亡者との分岐を鮮明にしていこう。
 15日新宿の街頭演説で、小泉氏はこう言った。「ここにいるのは自民党員でな
い人のほうが多いでしょう。関心はあるが自分には投票権がない、と思っている
方。ぜひ知り合いの自民党員に、議員に言ってください。小泉に投票して変えよ
うと。派閥の力なんか関係ない。そうやって皆さんの力で変えて下さい」と。
 亀井さんはこう言いました。「この東京でぇ、自民党の◯◯さん(今回改選の
参議院議員)を落とすなんてことはぁ、絶対にあってはなりませんっ」と。
 どこを向いて、だれに向かって語っているのか。これほどはっきりしているの
だ。
 先の党員アンケートでは、小泉さんに投票すると答えた人の20%が、今夏の参
院選で自民党には投票しない(橋本支持では4%、全体では14%)と答えてい
る。既存政党のはるか先を行く民意に、ついていけるのかどうかだけが問われて
いるのだ。
 自公過半数割れから始まる新しい政治のドラマが、救国・改革政権へ舵を切る
ものとなるためには、国民主権の火の手がさらに拡がらなければならない。「変
えたい」という民意の火矢を、行政依存人のろう城する城内にまで射掛けよう。

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 李登輝氏へのビザ発給は、民主的主権国家として当たり前のこと
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 李登輝氏が、心臓病治療のために訪日ビザの発給を求めた。受理した、しない
と、外務省やら官房長官やらがメチャクチャな対応をし、裏でまたもや、李氏が
申請を取り下げるよう工作した。耐えかねた李氏が会見を行い、陳水扁総統も発
言した。河野外相は、「一私人の入国のためにそこまでやるか」と言ったが、誰
が「そこまで」やらせているのか! すこしは恥を知るべきだ。
 すでに総統を退いた李氏の訪日は、病気であれなんであれ、一私人として淡々
と処理すればよいことだ。。北京になぜお伺いを立てる必要があるのか。
 李氏の訪日について、日華議連の長老は「なぜ、俺のところに持ってこない」
と言ったそうだ。そういう問題か? 日本と台湾には正式な国交はないが、実務
レベルの窓口はある。その手続きに従って、日本を訪れる台湾人は年間何十万人
といる。李氏はそのうちの一人にすぎない。
 「政治問題化しないでくれ」と橋本氏は言う。誰が「政治問題化」しているの
か? 橋本派、公明党、北京政府、そして別の意味で日華議連のような人たち
だ。そのうえ日華議連の村上氏(KSDの人)は、李氏が昨年訪日を希望した時
に、わざわざ台湾に行って、断念するよう「説得」した人だ。
 この問題は、親中か親台か、ということではまったくない。民主的な主権国家
として当たり前のことをなぜできない―しないのかということだ。李氏の訪問先
を岡山の病院に限定した場合の中国の反応を見極める―これが政府の判断の「詰
め」だそうだ。どうやってこれを、自由や民主主義、主権国家の政治判断として
国民に、国際社会に説明するのか?
 中国を怒らせると周辺の緊張を招く―北京政府の顔色を伺う人たちの論理だ。
ここには、自由や民主主義という価値・論理はひとかけらもない。おとなしくし
てさえいれば、面倒なことさえ起きなければ…。こんなことで「国際社会で名誉
ある地位」を占めることなど、できようか?
 中国は教科書問題批判をさらにエスカレートさせるだろう。セーフガードの発
動もさらにもめるかもしれない。李鵬の来日もなしになるかもしれない。だがそ
れは、「普通の」国家間関係の出来ごととして対処すればよいことだ。中国が
「報復」に出るなら、黙ってODAを出し続けることを、国民世論も認めないだろ
う。それは間違っているのか? そういう「揉み合い」のなかで、お互いに「普
通の」国同士の関係を学んでいく以外にないだろう。外交とはそういうことでは
ないのか? 90年代半ばから、その学習過程は開始されているのだ。この先もま
だまだ長くかかるだろう。それだけのことだ。
 李氏のビザをどうするのかは、日本が主権国家として決めることであって、台
湾の問題でも中国の問題でも「中台問題」でもない。その当事者意識だけが欠落
しているのが、現在の政府である。そんな政府を情けないと思う国民は、選挙で
自民党、公明党に投票してはいけない。
 主権国家としての判断ができない政府の「外交」は、機密費を飲み食い・ゴル
フに流用すること以下だ(はっきり言って「売国奴」)。国民主権に背を向ける
政党や政治家にできることは、バラマキ・口利きだ。どちらもオネダリ。
 民主的な主権国家として当たり前のことと、選挙で政権交代するのが当たり前
(派閥の力学ではなく)ということを、きちんと実現できる政治にしよう。

※「詰め」の段階でのもたつきは、いわゆるチャイナスクールの巻き返しがかな
り根強いものであることを示唆している。今回新聞の論調はこの問題でははじめ
て、「発給」という方向になっている。ここでも国民の意識が、永田町のはるか
先を行っているわけだが、さらに世論を強める必要がある。

  
□◆□◆お 知 ら せ◆□◆□
《戸田サロン》
今回の話題/「改革・救国政権へ舵を切れ〜都議選、参院選をどうとらえ、何を
なすべきか」
5月11日(金) 午後6時30分より
民主統一同盟 東京事務所(JR・地下鉄「市ヶ谷」より徒歩5分
会費・2000円(立食形式。飲み物と軽食を用意します)
※都議選、参院選を控えて、世直しのための戦略を大いに語り合いたいと思いま
す。題して「改革・救国政権へ舵を切れ〜都議選、参院選をどうとらえ、何をな
すべきか」。問題提起、話題提供、大歓迎! 立候補予定者の方もどうぞ! 

《6月講演会》
「参院選をかく戦う」
6月12日(火) 午後6時30分より
カンダパンセ(「水道橋」西口より徒歩5分)
達増拓也・衆院議員(自由党)/原口一博・衆院議員(民主党)
※改革派若手議員に、参院選とその後について展望と抱負を語ってもらいます。

 
5月講演会は調整中です。


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